トヨタが0-400mを10秒台で走れる620hpのスープラをSEMAで披露



これは、0-400mが10秒台のスープラのチューニングカーだ。スタンディングスタートから400m先まで10秒しかかからない爆速スープラなのである。

今年のSEMAのブースで、トヨタはモータースポーツガレージ(Motorsports Garage)のチームにGR スープラを2台、1台につき1万ドル(150万円)の予算と、おそらく「君たちを信頼しているが、ここはジャンクヤードじゃない、ガレージだ」というような激励を与えただろう。そして、いくらかの改造とテスト、おそらくはモンタージュを経て、スープラは620bhp、800Nmのトルクと、ドラッグレースで355 スパイダーを煙に巻く能力を手に入れたのだ(そのレースが本当にひどいニューメタル音楽の中で採点されるかどうかは別として)。

パワーアップの方法はフロッピーディスクに保存できるほど簡単で、ビッグターボ1基、ハイスペックインタークーラー2基、デカット、ビッグエキゾースト、リマップというものだった。スープラのギアボックスとブレーキは、前者に一連のパフォーマンスパッドを、後者に高性能パッドとトランスミッションクーラーを取り付けることで対応可能だったようだ。ギアボックスは8速オートマチックだが、ダブルクラッチではなく、グラニーシフトで無駄な時間を過ごす心配はない。

もちろん、10秒台のクルマと一般道用のタイヤで10秒台のクルマはまったく別物である。スープラは後輪駆動なので、ミッキー トンプソンのストリート用ドラッグラジアルタイヤが装着されている。パワーとグリップの向上が必要なのか、それとも安全策なのか、ハーフシャフトはより大きな力と無情な発進に対応するためにアップグレードされている。

ドラッグストリップでそのような発進をした後、トヨタのテストドライバーは10秒984のクォーターマイルETを記録して10秒台に突入した。ドラッグストリップがどこなのか、その日がどんな日だったのか、吸気口の溶接がどこまで進んでいたのかはわからないが、いずれにせよ劣勢とは言い難い状況である。

そして、この2台のスープラも同様だ。この2台が証明したのは、今や伝説となったA80がそうであったように、標準車もいいけれども、あくまでもベースとして考えた方がいいということ。10秒台のクルマがほしいなら、1万ポンド(170万円)とA90があれば、日本から部品を送らなくてもその記録を手に入れることができる。でも、もし本当にすべてを壊したいのなら(SEMAのどこかに潜んでいるスプーンエンジン搭載のシビックとか)、思う存分やればいいんだ。ただ、やりすぎは禁物で、要は1センチでも1kmの差でも、勝てばいいんだ。


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=海外の反応=
「トヨタが再びこのようなカルチャーを大事にしていることが嬉しい」

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