ブガッティが「全く新しい内燃機関」を開発中 マテ リマックがVWとポルシェの経営陣と激しく議論して生まれた結論


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先週のペブルビーチでは、W16エンジンの最終型であるオープントップのミストラルが観客を魅了したかもしれないが、じつはブガッティではもっと大きな何かが生まれつつあるのだ。ブガッティ リマック連合が結成されてわずか1年足らず、マテ リマックはすでに未来への道を懸命に模索している。

「ブガッティ買収の話が持ち上がったとき、VWとポルシェは、次のブガッティは電気自動車でなければならないと言っていました。そしてその通りにすれるのならば、最も簡単な仕事でした。私たちが5年間かけて開発したネヴァーラ(すでに最高性能の電気自動車)を、ブガッティにリバッジすればいいのですから」と、リマックはクウェイルで行われたトップギアのポッドキャストのスペシャルで語ってくれた。

「私は、ポルシェやフォルクスワーゲンの経営陣と激しく争っていました。次のブガッティは電気自動車にすべきではないと、本当に激しい議論を戦わせたんです。それは絶対に正しい判断だったと思います。だから、リマックはすべて電気自動車にし、ブガッティは当面、燃焼式エンジンと強力なハイブリッド化、燃焼式と電気式のパワートレインの興味深い組み合わせを採用することにしたのです」

排気量やシリンダー数、ターボ数についてはまだ不明だが、「どんな内燃機関なのか?とても驚かれることでしょう」とだけ伝えてくれた。ケーニグセグ ジェメーラのような3気筒のあっと驚くヤツ?フラット16か?だがリマックが関わる以上、予想外の展開が待っているのは確かだ。「本当にゼロからフルでクルマを開発した人はほとんどいない。私たちはそれをネヴェーラで、以前はコンセプト ワンで、そして今は次のブガッティで再び行っているのです」

そして、モルツハイムからは、その間に多くのものが生まれてくる。ミストラル(99台、1台500万ユーロ/6.9億円、完売)の生産開始を前に、トラック専用のボリードは、軽量なブガッティの実力を世界に示すべく、いまだ進行中である。

「LMP1マシンとボリードの違いは、まず、2人乗れること。そしてもうひとつは、後ろに20人のチームが必要ないことです。このクルマでサーキットに来たら、とにかくぶっ飛んでください」と、リマックは不敵な笑みを浮かべながら説明する。「コーナリング中やブレーキング中に3Gを発生させることも、3.5トンものダウンフォースを発生させることもできます。このクルマができることは正気の沙汰じゃないから、それを買える人、使える人にとっては本当にエキサイティングなことでしょうね」


=海外の反応=
「ブガッティがEVの流れに乗らないのが嬉しい。リマックと一緒にどんなエンジンを作るのか、楽しみだ」
「実はNA車になるのかな…。ある意味918の進化系みたいな。強力な電気パワーを持つ3つの電気モーター+高回転型NAモーター。ピエヒ時代のブガッティから本格的にシフトすることになる。戦前のブガッティみたいに直列8気筒とか、R1エンジンのペアをボルトで固定して3Lくらいにストロークさせたようなのもいいかも」
「新しい内燃機関を開発中…。こんないい言葉は、この不景気な時代にはあまり聞かないね」
「EVと決めつけていない新しい車のデザインについて議論している人がいるのは良いことだ。特に推進力に関しては、車の世界は新しいアイデアを必要としている」
「素晴らしい!ただ、ミストラルより不細工なのは勘弁してほしい」

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