「一般道でも走れるハイパーカーがいいな…」甘えたこと言ってんじゃねぇ!そんなサーキット一筋のあなたに、トップギアが最も過激なサーキット専用ハイパーカーを紹介するので、買い物リストに入れといて。
フェラーリ FXX K Evo
フェラーリの「XX」プログラムは、「レースにも出られない、買い物にも行けない、しかも大金を払って手に入れなければならないスーパーカー」というゲームの幕開けを切るものとなった。FXXはエンツォを11倍にしたようなもので、その後、フロントエンジンのV12とバットモービルを掛け合わせたような599 XXが登場した。
FXX K(ハイブリッドブーストのKERSのK)は、ラフェラーリからロードゴーイングの感覚をすべて取り除き、1,050psにパワーアップした、フェラーリの狂気の頂点に達するようなマシンだった。200km/hで540kgのダウンフォースを発生し、最高速度はそのほぼ2倍に達する。
十分か?いや、まだある。FXX Kの「Evo」バージョンは、ダウンフォースを23%増加させるエアロパックを装備し、FXX Kより90kg軽量化されている。
アストンマーティン ヴァルキリー AMR Pro
アストンマーティンは、フェラーリ同様、フロントエンジンやミッドエンジンのサーキット専用ハイパーカーを生産してきた。One-77と熱探知ミサイルを組み合わせたようなヴァルカン、そしてF1カーを公道で走らせたようなヴァルキリーのサーキット専用バージョンである。
AMR Proは、公道走行可能なヴァルキリーよりもはるかに過激なエアロパッケージを持ち、標準車のハイブリッドシステムも捨て去られている。駆動方式はコスワースV12のみで、最高出力は1,000bhp、最高回転数は11,000rpmだ。カーボンファイバー製のサスペンションとフルカーボンブレーキを装備し、40台のみ製造される予定だ。アストンマーティンは、最近のLMP1レーシングカーに匹敵するラップタイムを記録できるとしている。しかし、私たちが見たいのは、ルマンで優勝することなのだ…。
マクラーレン セナ GTR
マクラーレン F1 GTRは、 388km/hの3シーターのレーシングバージョンであった。その後、ウォキングに本社があるマクラーレンは、ハイブリッドスーパーカー、P1のサーキット専用バージョンとしてこのイニシャル、GTRを復活させたのである。そして、サーキットに特化したセナをさらに速く、激しく進化させるために、このイニシャルを復活させたのだ。わかった?なら、よかった。
奇妙なことに、セナ GTRはロードカーよりも見た目が格好いい。衝突安全対策や駐車場の確保を考慮する必要がないため、マクラーレンは完全に破壊モンスターと化したのだ。スプリッターとディフューザーが長くなった分、車体全体が225mm長くなり、その間にスリックタイヤが装着されている。ピークのダウンフォースは800kgから1トンに増加。75台のみ製造された。サーキット走行が可能なマクラーレンで速く走るには、ランドとダニエル リカルドの週末用ホイールが必要だ。
パガーニ ウアイラ R
パガーニのゾンダに続くウアイラは、先代の宝石のようなデザインとスーパーカーの狂気はそのままに、ツインターボV12エンジンは、かつての自然吸気V12のような耳触りの良さを感じさせなかった。これこそが、パガーニが出した答えなのか?
ドイツのレーシングカーメーカー、HAW AGが開発した新しい6.0リッターV12エンジンを後ろに搭載し、ターボを完全に排除したのだ。320km/hで1,000kgのダウンフォースを発生させるというボディワークの中で、850bhpを発生し、昔のF1マシンのような悲鳴をあげる。このダウンフォースを計測するのは私たちだ。30台のみ生産され、価格は1台260万ユーロ(3.6億円)。プラス税金。あと、プラス耳栓。
ブラバム BT62
このリストにあるカーボンチューブのハイパーエキゾチックカーとは異なり、ブラバムはオールドスクールだ。シャーシはスチール製スペースフレーム。エンジンは700bhpの自然吸気V8。
200km/hで1,200kgのダウンフォースを発生させ、天井走行も可能だ。世界のクリエイティブな億万長者のひとりが、逆さまのテストコースを作ることになったら、このクルマでそれが使えるということを実証することができるだろう。
GMA T50S ニキ ラウダ
ゴードン マレーが開発したファンカーT50のサーキット専用バージョンは、当初あまりに大きなダウンフォースを発生させたため、GMAは一般人が運転できるようにダウンフォースを少し下げなければならなかったというから、彼の車作りに対する姿勢はよくわかる。
ファン出力の制限をなくし、巨大なウイングとスプリッターの組み合わせにより、実際には1,900kgのネガティブリフトを発生させることができる。しかしゴードンは、「T50S ニキ ラウダが簡単に運転でき、楽しめることが重要」だと主張し、1,500kgに減らした。25台すべてに、ロードカーよりもさらに狂暴なコスワースV12が搭載され、725馬力の輝かしいサウンドを奏でる。
ランボルギーニ エッセンツァ SCV12
竜巻に襲われたバイオリンショップのような音を出すV12エンジンを搭載した、サーキット走行専用の高速マシンを探しているなら、今すぐ選択肢を広げてほしい。ランボルギーニがウアイラ RとT50Sに出した答えが、このエッセンツァ SCV12なのだ。
6.5リッターのエンジンは819bhpを発生し、6速シーケンシャルギアボックスに伝達される。これはシャシーの応力部材として、文字通りクルマ全体の強度を支えているのだ。12段階のアンチロックブレーキとトラクションコントロールが選択可能で、巨大なリアウィングにもかかわらず、338km/hまでフラットに加速することができる。十分だろう。
ポルシェ 935
935は、ほとんど常識的なサーキット専用ハイパーカーだ。ヘッドライトはなく、ホイールはエアロカバーでドレスアップされているが、911がベースであることは一目瞭然。正確には991 GT2 RSだ。
巨大なリアウイングの下には700bhpを超えるツインターボのフラット6が搭載され、木製のレバーを備えたツインクラッチギアボックス、さらに燃料電池やスリックタイヤなど、モータースポーツにふさわしいパーツも装備されている。
77台のみ生産され、価格は75万ポンド(1.3億円)。ここで学んだ教訓は、次の911 GT3 RSに注がれるのだろうか…?
ブガッティ ボライド
最後に紹介するのは、ブガッティが考える軽量なサーキット専用ハイパーカーだ。「ボライド(Bolide)」は「レーシングカー」と訳され、実際には競技の対象にはなりそうもないが、億万長者の地下自動車貯蔵庫でのレースに勝つことは間違いないだろう。
要するに、スピード記録を狙うシロンのクワッドターボW16エンジンに、サイズがミニマムのカーボンスーツを着せたということだ。ケータハムよりも重いエンジンを搭載しながら、車重はトヨタGR86とほぼ同じ1,240kgで、ノルドシュライフェを5分半以内にラップできるそう。じゃあ、なぜそうしないのだろう?
319km/hでは、リアウイングに1,800kg、フロントに800kgの力がかかっているのだ。サスペンションの耐荷重は3.5トン、つまりシロン車2台分に相当する。数字好きにはたまらない一台だ。40台はブガッティの熱狂的なコレクターに、1台400万ユーロ(5.6億円)で販売される予定。サーキット走行用の車としては、最高級品である。
=海外の反応=
「こちらから願い下げだ。
ここにある1台の値段で、6台のケータハム 310Rとスペア、タイヤ、それらを運ぶトランスポーターが簡単に買えて、レースがしたくなったらいつでもレース場を借りられるだけのお金と、もちろんポルトガルのアルガルヴェに直行できるほど大きなガルフストリーム社製のジェット機を借りられるだけのお金が残った。
そうすれば、気が向いたときにいつでもポルティマオで週末レースを楽しむために皆さんを招待することができるのだ。
310Rはオープンコックピットだから、FIAフォーミュラのシングルシーターマシンに近いフィジカリティが得られるし、もちろんポルティマオではもっともっと面白いことが行われていると知っているから、ハリスモンキーや彼の仲間たちとサーキットを楽しむチャンスもあるかもしれないね」
「つまり、シロンの重量が1.8トンで、319km/hで走行すると、さらに2.6トンが加わり、総重量は4.2トンとなり、サスペンションが壊れるということ?」
「信じがたいことだが、実はこれ、1240kgもある。だから、サスペンションが折れるのを見たくない」
「935とT50S NLをもらうから、残りはお前らで遊べ!」
↑「僕もそれを選んだけど、あなたの方が先だったね。ブラバムにしようかな」
↑「やったー!ウアイラが残ってる」
↑「またまた遅刻しちゃった、まあいいや、ならセナで」
↑「よし、ヴァルキリー AMR プロにしよう」
↑「わかった、僕はボライドをもらうよ」
↑「ランボで我慢しろってこと?」
↑「フェラーリしか残ってないのかよ :()」