マクラーレン、2027年ル マン24時間レース参戦を発表 – F1ドライバーも興味津々?

2027年、新たなマクラーレンのル マン24時間レースカーがそのベールを脱ぐ。ランド ノリスやオスカー ピアストリもこの挑戦に興味を示すかもしれない。

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これは一体?ずいぶんオレンジ色だな…
正確には「パパイヤ」カラーだ。これはマクラーレンの(まだ名前のない)2027年ル マン24時間レース参戦マシンだ。マクラーレン レーシングCEOのザク ブラウン氏(F1ピットウォールでランドやオスカーを労う声でおなじみの人物)が、今年のレースを前にル マンで本日、その姿を公開した。

なぜ、まだ2年も先となるレースに参戦するマシンを今発表するの?
それは、2025年はマクラーレンが初めてル マン24時間レースに参戦し、デビュー戦で1-3-4-5位(そして13位)という衝撃的な結果を残してから30周年を迎えるからだ。その年のレースカーは、マクラーレンF1のGTRバージョンだった。生みの親であるゴードン マレー氏が「レース用に設計されたものではなく、もしそうすればデザインが損なわれる」と常々語っていたロードカーだ。

それでも、そのデビュー戦での勝利は、マクラーレンにモータースポーツの「トリプルクラウン」をもたらした。モナコGP、インディ500、そしてル マン24時間レースでの勝利だ。マクラーレンは、この3つの勝利を達成した唯一のチームであり、2027年になれば、この偉業を繰り返すチャンスを持つ唯一のメーカーとなるだろう。

プレッシャーはない、と?
まさにその通りだ。しかし、マクラーレンは、最高峰クラスのハイパーカー戦線に非常に遅れて参入することをわかっている。BMW、キャデラック、フェラーリ、プジョー、ポルシェ、トヨタはすでに数年前から参戦しており、アルピーヌ、アストンマーティン、ランボルギーニといった後発組も苦戦を強いられている。さらに2027年には、ジェネシスが1年のレース経験を積み、巨大なフォードもデビューを飾る予定だ。

偶然というわけではないのだが、マクラーレンの発表は、ACO(ル マンの主催者)とFIAが、ハイパーカー規則を2032年末まで延長することを正式に発表した数時間後に行われた。これは、マクラーレンが新しいマシンで少なくとも6年間レースをすることができることを意味し、ライバルが半世紀ほど参戦している中で、新鮮な状態で参入することになる。

F1活動に支障が出ないよう、マクラーレンはザク ブラウン氏が共同オーナーを務めるユナイテッド オートスポーツと提携する。ユナイテッド オートスポーツは、ル マンと世界耐久選手権でLMP2クラスを制覇した実績を持つレーシングチームだ。

なるほど、では詳細を教えて
現時点ではほとんど情報がないが、マクラーレン レーシングは「ハイパーカー」規則のLMDhサイドで参戦する。LMHは特注の車両が許容されており、フェラーリ、トヨタ、プジョーがこのルートを選んでいる。その他のチーム(フォードの今後のマシン、そして今回のマクラーレンを含む)は、コストを考慮して、市販部品を多数使用するLMDhを選択する。

これらの標準部品には、カーボンファイバー製のモノコックシャシーが含まれており、これは4つの指定サプライヤーのいずれかから供給されなければならない。マクラーレンは、すでにキャデラックとBMWに供給しており、マクラーレンが現在インディカーで競い合っているダラーラを選択した。

マクラーレン F1のようなV12エンジンを搭載する可能性は?
皆無だ。エンジンはツインターボV6となり、排気量はまだ明らかにされていない。出力はレギュレーションにより671bhpに制限されており、その数値を最も効率的に引き出す方法を見つけることが重要となる。

マクラーレン アルトゥーラの120度V6エンジンになる?
おそらくそうではないだろう。確かにフェラーリは、499PレーサーやF80、296ロードカーに120度V6エンジンを使用しているが、マクラーレンの決定は、ロードカーエンジンの構想が練られたはるか後になされた。ただし、マクラーレン オートモーティブは、新しいV6エンジンの開発においてマクラーレン レーシングと協力する予定だ。

ル マンとF1の間で、マクラーレンは大忙しだね!
そう、そしてル マンは世界耐久選手権の主要レースに過ぎず、マクラーレンにはインディカーチームとフォーミュラEチームもあることを忘れてはならない。

マクラーレンのF1ドライバーがシートを獲得する可能性はある?
トップギアはザク ブラウン氏にその質問をぶつけた。彼の笑顔での回答はこうだ。「ランド(ノリス)とオスカー(ピアストリ)は、いつかル マンを走りたいと強く示唆していますが、今はF1世界選手権に集中していると思います」
「しかし、世界中のレーシングドライバーでル マンに挑戦したいと思わない者はいないでしょうし、オスカーとランドも間違いなくその一人なので、どうなるか注目してください」

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=海外の反応=
「ハイパーカーの素晴らしい点は、メーカーのデザイン言語が車に応用できることだ。あのヘッドライトはまさにマクラーレン セナそのものだ」
「我々のニュージーランド人F1ドライバーたちが、ル マン、Can-Am、タスマン サマー シリーズ、そしてインディまで、あらゆるレースに参戦していた時代を思い出すね。
デニー ハルム、ブルース マクラーレン、クリス エイモン」

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