インテリア
インテリアはどんな感じ?
先鋭的な発想はあまり見られないが、スポーツシリーズやGTよりも洗練された、より良い仕上がりのインテリアだ。操作は論理的で、中央の縦型タッチスクリーンは反応がよく、Apple CarPlayとの連携もきちんとできている。機能性も高く、不満な点はほとんどない。
乗り込むのは簡単?
他のマクラーレンより少しトリッキーかもしれない。ルーフと上開きドアの隙間にぴったりと入り込んでから、下に降りる必要があるんだ。しかも、降りるのは長く足を伸ばさなければならない。特にクラブスポーツシートを標準装備している場合は、このクルマをドライビングマシンとして真剣に捉えて欲しいというマクラーレンの意思表示でもあると考えよう。
ちなみに、このシートはお尻が許すなら絶対に選んでおきたいシートだ。一体型でありながら、チルト、リフト、ローテーションが巧み。サポート力も快適性も抜群だ。極端に見えるが、そうでもない。3,300ポンド(55万円)のコンフォートシートは、かなり調整幅が大きいのだが、キャビンの位置が高すぎる。
視認性は?
マクラーレンの得意とするところだが、ここでも同じだ。バックウィンドウはかなり大きく、ウイングがないため、後方の様子を見ることができる。全長4,539mm×全幅1,976mmと、それほど大きなクルマでないのも助かる。
実用性はどう?
前輪で駆動しないということは、160リットルの荷室を確保できるということだ。かなり余裕がある。座席の後ろには小物入れもあるが(ただし、そこに置くものは滑って視界を遮る危険性がある)、それ以上にキャビンへの収納がよく考えられている。携帯電話のスロットやカップホルダー、財布やクルマのキーを置く場所、そしてドアを開けたときに物が落ちないような広い置き場がある。
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