あのベントレーも、NFT市場に参入とか…NFTの意味がわかんなくて、マジ、やべぇ

ベントレーNFT


マジ、やべぇ…。あのベントレーモーターズもNFTだってよ…。最近、NFTって言葉だけはよく目につくけど、正直、意味わかってなかったんだよね。うん、うん、そんな人もまだたくさんいるから、ご安心を。1分で読める解説にするので。NFTとは、「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」の頭文字で、「非代替性トークン」という意味だ。「非代替性」=替えが効かない、唯一の、ってこと。「鳥獣戯画」とか、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」とか。逆に「代替性」があるものといえば、紙幣や硬貨、ネットでコピペされまくる画像、なんてものがある。で、もう一つの問題は「トークン」よ。トークンは、ブロックチェーン技術を使用して発行した「暗号資産」の総称のこと。ブロックチェーンは、データの破壊、改ざんや不正利用がしにくくなるよう、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」だ。ビットコインなど金融で重要視されている。こういうの聞くと、先日の尼崎市での「USBを酔っ払ってなくしちゃった」みたいな事故は、お粗末だと感じるよね。

じゃあ、なんで金融関係じゃないベントレーですら、NFTに参入してくるのか?って言うと、デジタル資産の所有者を明確にできるようになるから。すると、希少性が上がり、投資商品としても優れた存在になる。今後、ますますNFT参入してくる自動車メーカーは増えてきそうだ。

ベントレーモーターズは、NFT市場に初めて参入し、2022年9月に1回限りのわずか208本の限定でNFTドロップを予定していること発表した。208はベントレーにとって特別な意味を持ち、最速のグランドツアラー(コンチネンタルGTスピード)の最高速度であると同時に、現代のベントレーデザインのDNAに影響を与えた1952年の象徴的なRタイプコンチネンタルの総生産台数と同じだ。

ベントレーのNFTはベントレーデザインが制作したユニークなアートワークであり、ホルダーにはユニークなアクセスと限定特典が提供される。ベントレーは、この最初の投下を、Web3.0エコシステムにおけるベントレーのオーナーシップを拡大し、強化するための長期的なアプローチの先駆けと位置づけている。

ベントレーは、ポリゴンブロックチェーン上でNFTに参入する予定だ。ベントレーは、今回の発表にあたり複数のブロックチェーンを検討したが、強力なコミュニティと持続可能性への取り組みという、英国ブランドにとって最も重要な要素を兼ね備えているポリゴンを選択した。2030年までにエンドツーエンドのカーボンニュートラルを達成することを公約しており、その年にはすべてのベントレーが完全にバッテリー電気自動車になるため、ベントレーのWeb 3.0への最初の冒険も持続可能な方法であることが極めて重要だった。

セールスおよびマーケティング担当の取締役、アラン・ファビィーのコメントは次のとおり。

「ベントレーのお客様は、オンラインで生活し、デジタル通貨で高級品を購入し、メタバースでビジネスを確立しています。私たちは常に、お客様が情熱を注ぐ場所に関わり続けてきました。そして今日、それはデジタルマーケットプレイスで存在感を示し、NFT資産を提供することを意味します。私たちは、NFTがアートやアーティストの知名度を向上させたことを目の当たりにしており、同じことが高級車の分野でも起こりうると信じています」

「ベントレーのNFT参入は、Web 3.0空間への不可欠な第一歩となるでしょう。ベントレーは、NFC(非腐食性チップ)、オンラインゲーム、メタバースアプリケーション、組織全体でのブロックチェーン技術の使用など、他のデジタルプラットフォームも模索する予定です。ベントレーNFTの所有者は、近日中に発表される予定のコミュニティ限定の機会、報酬、およびユニークなユーティリティを利用することができます」

「今回の活動および今後の活動から得られる収益は、ブランドの社会貢献活動に役立てられます。ベントレーは、エンジニアリング、デザイン、および製造に関心のある学生への支援を強化する予定であり、これらはすべてベントレーが毎年新しい人材を必要としている分野です。また、ベントレーは、特に運輸部門において、持続可能性の向上に取り組む組織を支援する予定です」

NFTに描かれたユニークなデジタルアート作品は、9月の発売後に公開される予定だ。

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