【トップギア試乗】日産 Z:より引き締まって、よりヤバくて、より完成度の高いZだが、欧州で発売されない

インテリア

インテリアはどんな感じ?
Zのインテリアは、機能的にはまったく問題ないのだが、ここが700万円台のクルマではないことに気づくポイントかもしれない。素材はよく吟味され、人間工学に基づいた設計で、ボンネットからの眺めもいい。しかし、いくつかの質感は、少しばかりコストを意識したものであることにお気づきだろう。「チープ」ではないのだが、一度乗ったら忘れられない仕上げの妙がある。気を紛らわすには、インテリアの配色を怖めのものにするのもひとつの手だ。黒、赤、青から選べる。だが、より過激な色になってくると、鮮やかなのか恐ろしいのか、トップギアでは判断がつかないだろう。

それ以外には、現代的な便利な設備がすべて揃っている。正直に言えば、Zには必要ないものもあるけど。例えば、シートヒーターや電動クーラーはあったらいいものだが、必須というわけではない。それでも、標準仕様には、エアコン、パーキングセンサー、プッシュボタンスタート、8インチ(オプションで9インチ)マルチメディア、Apple CarPlay/Android Auto、Siri、ナビゲーション、Wi-fiホットスポット、クルーズコントロールなどの装備がある。プレミアム仕様には、Boseの8スピーカーステレオと、通常のアップグレードアイテムであるレザーが追加される。

レトロな雰囲気のセンタースタック、同じくレトロな雰囲気のステアリングホイール、そしてフロントとセンターの12.3インチ設定可能ディスプレイは、3つのモード「Normal」、「Enhanced」、「Sport」で思いのままに操ることができる。ナビ/ラジオと大きなレブカウンターの間で情報優先順位を切り替えながら、走行できる。スポーツでは、12時位置にレッドラインが表示され、シフトランプが点灯する。私たちはこれが気に入った。ダッシュトップには、ブースト、ターボ回転数、電圧計の3連メーターがあり、見ていて楽しい。ただ、この3つのメーターが同時に動くと、クラッシュしちゃうよ。トランクもそこそこの大きさがあるが、かなり高い位置にあるので荷物に注意。急ブレーキの最初の段階で、突然荷物がキャビンに登場するようなことは避けたい。
カーコンビニ倶楽部

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