内装
インテリアはどうなってるの?
ジュリアの内装に慣れ親しんでる人たちなら、GTAにはまずまずの、GTAmには結構なレーシーさが加えられたことに気が付くはず。タッチスクリーンに、ドライブセクターはそのままに、サベルトのカーボン製バケットシートは初見よりずっと調整がしやすくて、レース用ハーネスと一緒に3点ベルトも用意されてる。GTAmの後部には三角形の色付きロールケージがついていて、さらに真ん中には消火器と下部の窪みにはヘルメットが収納されてる。面白いことに、リアドアの外側にはドアハンドルがあるんだけど、内側はアルカンターラの内張がしてないんだよね。レース仕様車だからまぁ当たり前っちゃ当たり前の光景なんだけどさ、ただ、なんか慣れなくて。
シートポジションは低めでいい感じで、ハンドルは可動式だからリムやペダルの位置なんかに合わせて調整ができる。レーストラックを出ても、しばらくはビックリするくらい心地いい空間が楽しめる。けど、GTAmは、スタンダードなQVよりNVH(ノイズ、振動、ハーシュネス)に配慮してないって気づくはず。その理由は薄いフロントガラスとレキサンのポリカーボネートを使ったリアウィンドウをつけて遮音材を使用していないから。けど、アクラポビッチ製のエグゾーストは一緒にハミングする分にはそんなに悪くないサウンドトラックになると思うよ。
装備についてはマジどうでもいいかもしれないけど、とりあえず言っとくと、通常の運転支援システムと、カーナビと、CarPlay/Android Autoに加えて、電動のフロントウィンドウと、きちんとしたステレオ&エアコンがついてる。軽量化に伴って「無理やり省かれた」って言うより、「簡素化された」ってのが正しい表現。GTAmは普段使いできるクルマでもある。同乗者は一人に限られるけど。
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