ディーゼルは死んだと思ってたって?少なくとも、誰も助けに来てくれない重傷の状態だと?しかし、マツダは絆創膏を持って駆けつけてくれた。その包帯とは、「マイ・ファースト・レースカー」のような形をしたものだ。
この写真は、日本で94周のレースを完走したマツダ デミオ1.5リッター スカイアクティブD(欧州でわかりやすく言えば「マツダ 2のディーゼル車」)だ。ディーゼルのレーシングカーなんて、ル・マンのトップレベルの歴史書の中にしかないと思っていたのに。
ST-Qクラスとは、「実験的な車両や新技術を紹介するために導入された非選手権のカテゴリー」であり、油まみれのエッソポンプで注入された普通のディーゼルではないことを物語っている。
このデミオはバイオディーゼルを使用しており、それも次世代バージョンである。マツダの説明によると、バイオディーゼルは「微細藻類油脂や使用済み食用油など、持続可能な原料を使用しています」とのことで、既存のバイオディーゼル燃料の問題点である人類の食糧供給に影響を与えることはない。
また、「既存の車両や設備にもディーゼル燃料の代替として無加工で使用できるため、燃料供給のインフラを追加する必要がありません」とマツダは言う。「カーボンニュートラルを実現する優れた液体燃料として期待できます」と語る。
つまり、マツダは(マツダだけではないが)、ディーゼルを生命維持装置に繋ぎ、未来のクリーンな車の中にディーゼルが存在することを確認しているのだ。その第一歩が、可愛らしい小さなアロイを装着した、公道走行可能なディーゼル版デミオのホットハッチであるならば、我々も喜んでそれに乗ることができるかもしれない…。
=海外の反応=
「廃棄物を利用することは、常に賢いことだ」
「GO!マツダ!」
「マツダとディーゼルは相性が悪く、マツダのディーゼルは非常に厄介だと考えているので、個人的ンは、意味がない」