UKでホンダ インテグラ タイプ Rを手に入れる前に知っておきたい6トピック

ホンダ インテグラ復活のニュースが、自動車好きの中で駆け巡っている。インテグラ タイプRは、90年代に英国ではやったインストラクターのデリック エバンス(ビリーズブートキャンプの英国版みたいな感じ)やジェニファー アニストンの髪の毛のように、90年代の典型的な伝説として考えられているが、英国で販売されたのは1998年から2001年までの3年間という短い期間だった。

しかし、インテグラ タイプRは、その間、非の打ちどころのないハンドリング、切れ味抜群の5速ギアボックス、最高出力189bhpの1.8リッターVTECエンジン(最高回転数8,700rpm)などにより、強烈なインパクトを与えた。

史上最高のフロントドライブ車として広く知られているこの日本のポケットロケットに初めて乗ったとき、トップギアでは「このクルマは、残酷なむち打ちを受けるために作られたという、圧倒的な感覚がある」と言っている。

ここでは、DC2 インテグラ タイプRについてのポイントを6つ紹介しよう。

01> 速いホンダのスタンダードになったホンダ インテグラ タイプ R


欧州で最初に発売されたインテグラ タイプR。そして最後の1台でもある。しかし、その伝説が消えるよりもずっと前に、そのキャンドルは燃え尽きてしまった。なぜならば、これは、その後のすべての'ファストホンダ'の基準となったタイプRの名を冠したクルマだったから。

今では考えられないことだが、ホンダはF1のエンジンサプライヤーとして長年の経験を持ち、87年から91年にかけてピケ、セナ、マンセルの3人に5回のタイトルをもたらしたにもかかわらず、パフォーマンスブランドとしては評価されていなかった。そんな状況を一変させたのが、日本の自動車メーカーの技術力に情熱を注ぎ込んだタイプRだったのである。

02>日本のバイヤーは4灯式を好まなかった


日本のドライバーは、あのヘッドライトを好まなかった。標準仕様のインテグラは1993年に日本で発売されたが、4灯式のヘッドライトがあまりにも不評だったため、ホンダは1995年に国内市場向けに急遽フェイスリフトを行い、タイプRを発売した。

この車が英国に渡るまでにはさらに3年を要したが、幸いなことに、ホンダは4つ目のバージョンを発表した。こちらの方がはるかに面白そうだ。また、500台という限られた台数の中で、イギリスに大量に輸入された小生意気なJDM車の姿を発見できるチャンスでもあった。

03>カラーパレットは…限定的

色は黒、赤、白のいずれかで、好きな色を選ぶことができた。1965年にメキシコで開催されたF1グランプリで、アメリカ人ドライバーのリッチー ギンサーがハンドルを握って初優勝したことを記念して、イギリス向けインテグラ タイプRの最初のロットには、チャンピオンシップ・ホワイトが採用された。

04>ホンダが時間をかけて作ったもの


手作業で磨かれたインテークポートのようなディテールのために、ホンダは1日に25台しか製造できなかった。特注のインレットバルブ、拡大されたスロットルボディ、ヘリカルLSDは、ホンダの本気度を示していたが、8,000rpmで187bhpを発揮することは、すでにわかっていたことだった。

このクルマはホンダ・ヘリテージ・フリートのもので、20年前のエンジンブロックの塗装は剥げているかもしれないが、VTECはまだキックする方法を知っている。

05>きちんと機能するエアロを備えていたホンダ インテグラ タイプR


スープアップしたことを大々的にアピールする現代のホットハッチに比べると、インテグラ タイプRはかなり控えめな印象を受ける。外側には特注のボディキットが装着されているが、内側には標準のインテグラと同じグレーのプラスチックがふんだんに使われており、豪華なバケットシート、ショートスローのギアレバー、赤いホンダのバッジが付けられている。

しかし、騙されてはいけない。ホンダは重要な部分に細部の仕事を施しているのだ。リアウイングは単なる見せ物ではなく、リアの揚力を30%低減し、フロントバンパー下の造形的なエアロリップは、スピード時に車を安定させるのに役立っている。走りを向上させるために、シャシーには剛性を高めるためのスポット溶接が施され、アルミニウム製のストラットブレースが採用されている。

06>ホント、軽かった


1,140kgの車両重量は、今では夢のような数字だ。ホンダのエンジニアは、インテグラ GS-Rに溶接や内部構造を追加したにもかかわらず、すでにスリムになっていたGS-Rから39.97kgを削減し、0-97km/hを6.5秒で達成し、最高速は230km/hにまで達した。

フロントガラスの厚さを10%薄くし、軽量の15インチホイールを装着し、キャビン内の消音材を取り除くことで重量を削減。また、サンルーフ、エアコン、クルーズコントロール、リアワイパーなども軽量化のために取り外された。

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