アウディの強みを活かしたハンサムな4ドアGTが、またたく間に舞い降りた
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衝撃的な性能、シルキーなハンドリング、深みの効いたグッドなルックス…。そしてインテリアには物理ボタンが付いてて、ナイス。
イマイチ↓
リアの視認性は限られ、価格は高額で、航続距離はまだテスラ モデル Sには遠く及ばない。
概要
どんなクルマ??
これは、ポルシェ タイカンの姉妹車であるアウディ e-tron GTだ。同じくVWグループのJ1プラットフォームをベースにしており、非常にシャープなスーツに包まれてはいるが、同じ技術がたくさん搭載されている。もちろん、アウディ初のピュアエレクトリックSUVというわけではない。だが、この登場は、e-tron SUVのラインナップが増え続けている中で、最もエキサイティングなのは間違いない。
e-tron GTには、少なくとも最初は「エントリーレベル」のe-tron GT クワトロと、フルファットのRS e-tron GTの2つのバージョンが用意される予定だ。そう、これはまた、RSバッジを着用する、初の電動アウディでもあるのだ。どちらも両端に四輪駆動用のモーターと、どちらもタイカンと同じ2速ギアボックスをリアアクスルに搭載しており、ゴールを目指して加速を最大限に高めつつ、高速走行時の効率性を高めている。とどちらも標準で93kWhのバッテリーを搭載している - より短い航続距離となる79kWhのものや、またはタイカンのような後輪駆動オプションは用意されていない。
「クワトロ」は476ps、RSは2.5秒のブーストがかかるローンチコントロールを使えば530psを発揮する。遅いって?RSはオーバーブースト時に598psまたは646psを発揮し、短時間ではあるけれども、これまでで最もパワフルなRSモデルとなり、0-100km/hを3.3秒(タイカン ターボ Sより0.5秒遅く、新型テスラ モデル S プラッドより1.3秒遅い)で、最高速度は250km/hを達成している。肋骨を砕くように速いが、その後は、ポルシェのようにサディスティックな感じではない。
つまり、アウディは4ドアのスポーツカーというよりも、超速GTのような存在として売り出されているということだ。速いが、ポルシェほどではない。この理論は、メジャーを持ってきても当てはまる。アウディはタイカンよりも少し長く、少し狭く、背も数センチ高く、トランクスペースは後ろに405リッター、ノーズにも81リッターが積載できる。しかし、単独で見てもその違いに気づくことはない。このクルマは、低く、長く、広く、無駄のないルックスの4ドアで、どこに乗っても注目を集めるのだ。
タイカンと骨格や臓器を共有しているにもかかわらず、両車は同じ場所で製造されることはない。e-tron GTは、アウディのネッカーズルム工場でR8と一緒に組み立てられる。少なくとも最初のうちは、組み立てを軌道に乗せるまで上限が決められている。アウディは、2020年にポルシェが販売した20,000台のタイカンと比較して、年間の「4桁台の数字」が達成可能であると考えている - つまり、およそ10,000台の上限ということだ。