06メルセデス・ベンツ C112
1990年のC11グループCレーサーの直系モデルであるC112は、1991年のフランクフルトモーターショーで公開された。アウディ アヴスよりも少し時代を感じさせるルックスでありながら、巧みなキットを満載していたのだ。実際、これはコンセプトカーというよりも、VW W12のような未来のテクノロジーの実験台としての役割を果たしていた一台なのである。
6.0リッター12気筒のメルセデスには、その後8年間は生産されない「アクティブボディコントロール」アクティブサスペンションシステム、4輪ステアリング、アクティブエアロダイナミクス(2003年のマクラーレン メルセデス SLRで見られるエアブレーキを含む)、洗練されたタイヤプレッシャーモニタリング、レーダークルーズコントロールなどが搭載されていた。おっと、ガルウィングドアも忘れちゃならない。
メルセデスは注文を受けていたようだが、生産には至らなかった。つーことで、ブーイング。