ラグジュアリーGTの最高峰、ベントレー コンチネンタルGTに新たな「S」モデルが加わった。最強モデル「スピード」譲りの足回りと最新のハイブリッドV8を融合させ、2.5トンの巨体を意のままに操るための「ダンスシューズ」を履かせたこのモデル。その実力は、単なるラグジュアリーカーの枠を超え、ドリフトさえ許容するドライバーズカーへと進化していたのである。
ベントレーは、向かうところ敵なしのコンチネンタル GTに、一足の「ダンスシューズ」を履かせることにしたようだ。友人諸君、これが新しいベントレー コンチネンタル GT S(およびGTC S)である。パワー自体は「全く普通ではない『普通の』」コンティ GTと変わらないが、こいつは大物たちとダンスを踊れるようになったのだ。
その主な理由は、ベントレーがGT Sに「パフォーマンス アクティブ シャシー」を搭載したからである。これは以前、782 PSのGT スピードやGT マリナーのみで利用可能だった代物だ。この活発な新しいシャシーには、アクティブAWD、ツインバルブダンパー、トルクベクタリング(前後および左右)、そしてベントレーの48Vアンチロールシステム(※1)が装備されている。
もちろん、それだけではない。「新世代」のESC(横滑り防止装置)ソフトウェア、e-diff(電子制御デファレンシャル)、そして4輪操舵(4WS)が搭載されており、これらが相まって、ベントレーが主張するところの「最も先進的でドライバー重視のAWDセットアップ」に貢献しているのだ。
ここで言う「ドライバー重視」とは、つまり「ドリフトしやすい」と読むべきである。ベントレーは最近、そのワイルドな側面に本気で頼り切っており、ESCを完全にオフにすると「コーナリングの姿勢をドライバーがアクセル操作でバランスさせることができる(=アクセルで曲げられる)」と説明している。
自由に使えるパワーも、過剰なほどある。コンティ GTの2つのエンジンオプションのうち、こちらは控えめな方だが、決して遅くはない。4.0リッターのクロスプレーンV8(※2)とハイブリッドの「ガラクタ(※3)」が組み合わさり、680 PSと930 Nmのトルクを生み出す(スピードの782 PS / 1000 Nmと比較して)。
ベントレーの「ハイパフォーマンス ハイブリッド」のこのバージョンは、0-100 km/h加速3.5秒、最高速度305 km/hを可能にする。ああ、それで十分だ。感謝するよ。
そして、過剰なパワーでコーナリング姿勢を制御していないときは、コンティ GT Sの新たに見出したアグレッシブさを他の部分で愛でることができる。黒く塗られたグロスブラックのトリム要素――黒いベントレーのウィングバッジや文字、黒いミラーキャップ、サイドシル、リアディフューザー、そしてスモークがかったLEDヘッドライトなどだ。
足元は22インチホイール(別のホイールもオプションで選べるが)で固められ、インテリアにはピアノブラックのベニヤ、「テクニカル」ファブリック、ツートーンのシートが採用されている。
「劇的な視覚的存在感と最新のハイブリッドパワートレイン、そしてコンチネンタル GT スピードのシャシー技術を組み合わせたSモデルは、パフォーマンス重視のドライバーを真っ向から狙ったものです」とベントレーは述べた。ダンスシューズを忘れるなよ。
【補足・注釈】
※1 48Vアンチロールシステム: ベントレーダイナミックライドのこと。48ボルトの電源を使ってスタビライザーを電子制御し、コーナリング時のロール(傾き)を即座に抑制するシステム。巨体を感じさせない走りを実現する。
※2 クロスプレーンV8: クランクシャフトのピンが90度間隔で配置されたV8エンジン。アメ車や多くの高級車に採用されており、独特のドロドロとした重低音と振動の少なさが特徴。
※3 ハイブリッドのガラクタ(hybrid gubbins): 原文の"gubbins"は「こまごまとしたもの」「部品」などを指すイギリス英語のスラング。ここでは複雑なハイブリッドシステムを少し揶揄して表現している。
ベントレーが気になった方へ
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新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
「他のデザインも選べるけど、結局22インチなんだろ。どうやら19や20インチなんてのは貧乏人向けらしいぜ」
「これって、重量が2.5トンもある例のベントレーだろ。せめて軽量化しようと努力くらいしろよ」
「リアはBMWに見えるし、フロントはジェネシス(※韓国Hyundaiの高級ブランド)みたいだな」




