ビンゴスポーツがリマック・アウトモビリと業務提携、2021年度から日本での新車販売開始

トップギアの記事を読んでいる人なら、パガーニ、リマック、ケーニグセグの名前を聞いたことがあるだろう。日本の顧客へそういったハイパーカーを届けている筆頭に挙げられるのが、「ビンゴスポーツ」ブランドで海外輸入車販売事業を手がける株式会社BHJと株式会社BH AUCTIONだ。海外ハイパーカーを軸とした自動車輸入事業の刷新を図ることを決定した。

2012年から8年間継続したパガーニ・アウトモビリ社(Pagani Automobili SPA、本社イタリア・モデナ市)との日本国内での車輌販売権の契約満了を契機に、国内販売を終了する。
パガーニ・アウトモビリ(PAGANI AUTOMOBILI)は1993年、オラチオ・パガーニが創業。メルセデスAMG製の強力なV型12気筒エンジンを軸とした高度なエンジニアリングが生み出す唯一無二の走行パフォーマンスや、カーボンファイバーを多用した独自の芸術性のあるデザインで世界に先駆けてハイパーカー分野をけん引。BINGO SPORTS/BH AUCTIONではパガーニ・ジャパンとして2012年12月よりパートナーシップを開始し、その間13台を販売。ゾンダをベースとしたOne of oneの特別仕様車「ゾンダZOZO」「ゾンダ希竜」をプロデュースし、サーキット専用車両の「ゾンダRevolution」ではBH AUCITIONが冠スポンサーを務めた「SUZUKA10H」や「SUPER GT×DTM特別交流戦」など世界が注目する国際格式のレースイベントでのデモンストレーション走行を実施するなど、日本のみならず世界へ向けたパガーニ・アウトモビリ社のブランディングに大きく貢献した。

代わって、新たなステージへの進出として、スウェーデンのメガ/ハイパーカー・メーカー、ケーニグセグ・オートモーティブ社(Koenigsegg Automotive AB、本社:スウェーデン・エンゲルホルム市)との国内事業をより発展させていくため、これまでの日本法人であったケーニグセグ・ジャパンを組織改編し、新たに「Koenigsegg BINGO SPORTS(ケーニグセグ・ビンゴスポーツ)」として船出する。ケーニグセグ・ブランドのシェア拡大を目指して、これまで以上に強力な体制での事業展開を推進する。
ケーニグセグ・オートモーティブ(Koenigsegg Automotibe)は、スウェーデン・エンゲルホルムにある会社。1994年、クリスティアン・フォン・ケーニグセグによって設立。2005年に発売された「CCR」は最高速度395km/hを記録し、プロダクションカーとして当時の世界最速記録を樹立。その後も後継モデルが開発され、「アゲーラ」、「レゲーラ」などのモデルに技術が継承された。ケーニグセグが創業20周年を記念したモデル「One:1」は、1メガワットに相当する1340psを超える最高出力1360psをプロダクションカーとして世界ではじめて達成。ハイパーカーを超えた世界初の「メガカー・ブランド」としてその名を轟かせた。

また新たに、EV(電気自動車)のハイパーカー・イノベーターとしてグローバルに注目を集めるリマック・アウトモビリ社(Rimac Automobili d.o.o、本社:クロアチア・スベタネデリャ市)とも業務提携を締結した。2021年からリマック社の新型EVハイパーカーを日本国内で発表するなど、急速な革新の波に乗ったモビリティの明るい未来へ向けてさらなる飛躍を目指す。
リマック・アウトモビリはクロアチアの首都ザグレブ近郊のスベタネデリャにある。当時18歳だったマテ・リマック氏(現在は32歳)がバッテリー式電気自動車の開発・販売のため創業。2011年にフランクルフルトモーターショーで発表されたEVハイパーカー、「リマックConcept One」をはじめ、現在は後継モデルとなる「C_Two」が開発最終段階を迎え、2021年の発売を控えている。まさしく革新と呼ぶに相応しい独自のEVハイパーカーの技術は世界でも注目を集め、ポルシェやアストンマーティンをはじめとするトップブランドとも幅広く業務提携している。

トップギアでも、とくにリマックは最近取り上げられる機会も多いので、日本での活動に大いに期待したい。

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