内装
レイアウト、フィニッシュ、スペース
これはトヨタ車だ。しかし、派手な素材や豪華な家具や高級感からすると、レクサスっぽいかもしれないね (なぜこのバッジかって?トヨタは母艦的なブランドであり、トヨタを技術のリーダーとして見てもらいたいのだそう)。
大画面では、コンソールのコントローラーのようなものではなく、タッチ操作となる。日本車にしては、デザインは十分にクリアで、スタイルにもまとまりがある。だがトヨタは、この点ではあまり頼りにならない。確かに電話のミラーリングもあるし、ヘッドアップディスプレイも便利だ。だが、実際のスイッチがたくさんある。あまり頻繁にメニューに飛び込む必要はないのだが、膝の下に隠れているものもあるようなので、見つけられたくないのかもしれない。
キャビンの形状は、バッテリーEVのようなフラットな空気感ではない。その代わり、中央のタンクがキャビンの下に高い背骨のような形で押し出されている。前方では、閉じ込められているわけではないが、そのために、ゆったりとした感じがしている。
後部の座席には3人乗りが可能。足元のスペースは問題ないが、この長さのクルマにしてはがっかりかな。サンルーフ付きのテストカーに乗っていたのだが、後席のヘッドルームが窮屈だった。ちょっとした落とし穴のようなものである。