【トップギア試乗】フェラーリ 812 GTS

評価

最終的な判断

凶暴なのに親しみやすい、812は歴史に残る発明品だ。ルーフオンでもオフでもね。

フェラーリV12エンジンを搭載した初の量産ロードスターが満を持して発売だ。半世紀もの長い間待った甲斐がある。「動く博物館」から「近年の傑作エンジン」へとその役目が変わったことが、価格の高騰を正当化している。走りはとにかく華々しくて最高。その際にドライバーを満足させる点は、単にボーナスに過ぎない。

しかも、GTのように長い距離を走ることもできるだなんて。812 GTSはなんてすばらしいんだろう。コンバーチブル仕様のスーパーカーがもつ「キザさ」を踏み潰さんばかりの、後光が差すようなデバイスだ。過去のスペシャルエディションよりもずっとクール(だと僕らは思う)。もしこれが通常生産されている電気モーターなしの最後のフェラーリNAエンジンだとしたら、びっくりするような請求金額に応えてくれる一台だろう。

スコア:9/10点

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2020/11/27215/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ピックアップ

トップギア・ジャパン 060

アーカイブ