【トップギア試乗】フェラーリ 812 GTS

内装

レイアウト、フィニッシュ、スペース

耐風性はグッド。基本的にタルガトップのやつってかんじ。ルーフを格納して一人で運転しながら、100km/h以上のスピードで走っていても、音楽が風の音に負けることはない。

ただし人との会話となると、チト難しい。なので、人を乗せての長距離移動時ではルーフを閉めることになるかも。けど、お日様が出て天気のいい日には、いつの間にか高速道路の入り口付近にいる自分に気づき、さらに君の指はこの怪物を起こすボタンを探し求めてるはず。

キャビンはピーク時のモダンなフェラーリ。ボタン類がちょっとだけ雑多な気がしないでもないんだけど、ハンドルにあるインジケーターは君の視線をくぎ付けにするはず。僕はハンドルのインジケーターってあまり好みじゃないんだけど、今回は喜んでいつもより時間をかけて慣れるように努めようと思った!

「パッセンジャー ディスプレイ」、これは、現在のレブの回数だとか走ってる速度だとかを正確に示してみせるやつで、あれは今でもばかげたカラクリにしか見えないけどね。でも、ライヴ感や人の声で教えられることを重視しないってんだったら、かなり便利なんじゃないかな。Apple CarPlayが入ったのはうれしいんだけど、運転席側についてるから、隣に乗った人が自分の好きな曲を選んだりカーナビを操作したりできないんだよね。この点は特にいただけないな。

運転席のド真ん前にはバカでっかいイエローのレブカウンターがあり、ギアセレクターボタンと、タイヤの温度を表示するスクリーンと、大きな赤い起動ボタンは、ゴージャスなカーボンに縁どられてる。アイコニックなマネッティーノのロザンジュについては、コメントする必要はないね。キャビンは実用的なのか?そんな心配はルーフを開けるまでもなく天高くすっ飛んで行ってしまい、吹きすさぶB級道路で見つかったとさ。愚問だよ。

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