だんだん感覚がマヒしちゃう 現代の高額車を25台集めたよ

マクラーレン スピードテール:2.4億円

自分のお金の価値感をもって、それをハイパーカーにまでスケールアップすることは難しいだろう。何億円もするクルマが、ほとんどの人が生涯で稼ぐ額以上の価値になることはあるのだろうか?
その質問は、アポロ計画に価値があったかどうかを問うようなものだ。これまでのものと同じくらいの費用がかかっているのだ。インフレ調整後の金額で1,500億ポンド(20兆円)以上。その結果としては、本当に数人の乗組員を連れて、人里離れた場所に出て行っただけである。
しかし、アポロ計画の影響力と将来の見通しを完全に見落としていることは別として、スピードテールにも同じことが当てはまる。金額は2.4億円もするし、これをアポロの20兆円のように大規模かつ想像を絶するようになると、達成したものとは対照的に、その金額で何を得たかについてといったような、金額に対する価値は、少なくなってしまうものだ。アポロ計画は、厄介なソビエトの前に月に着いたので、冷戦中、この大きな話題で主要なラウンドを獲得し、一歩リードをした。また、地球が人間の牢獄や刑務所ではなく、故郷であることを人類に証明し、何世代にもわたってそのインスピレーションを与えることに成功したのである。
一方、スピードテールは、スピードとハイパフォーマンスが、下品さやライトフライヤー号を凌駕するようなウィングと表裏一体ではないことを証明している。また、マクラーレン セナを非難したすべての人に、その罪を告発するために、「バカものが!」という罵詈雑言を浴びせるのにも役立っている。

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