眺めのいい…ペルー!?
願いごとをする前には、よーーく考えた方がいい。「オリジナルの」アメリカン・ロードトリップがしたいと言ったときのパディとクリスとフレディの頭には、途中でドライブイン・シネマやダイナーに立ち寄ったりしながら、太平洋の海岸線を南北に走るパシフィック・コースト・ハイウェイ(カリフォルニア州道1号線)なんかにたどり着いたり着かなかったりの、ルート66をのんびり進んでいく平和な旅の画が浮かんでいたはずだ。
そんなにシンプルだったら、どんなにかいいよね!でも、そんなわけがあるはずもなく。プロデューサー陣が鬼の首でも取ったかのように喜び勇んで指摘するには、「オリジナルの」アメリカの道路は、南米アンデス山脈に暮らすインカの人々によってつくられたんだとか。そんなわけで、三人は本当の意味で「オリジナルの」アメリカン・ロードトリップを敢行するために、クラシックのアメ車をそれぞれ買って、ペルーの高地を横断する探検の旅に出るよう命じられた。
パディが選んだクルマはポンティアックのトランザム、あるいはトランザムを見たことがあるかもしれない誰かが作ったクルマ。クリスが購入したクルマはダッジ ダート、元祖マッスルカーだもん、これは絶対外せないよね。そしてフレディが意気揚々と持ってきたのは、フォルクスワーゲンのバス。みんな「『アメリカン』・ロードトリップにドイツの車って!」と心の中でつっこんだのだが、それを口に出して言える強いハートの持ち主などいるはずもなかった。
よし、準備は整った、それでは残忍な大地を駆け抜ける「カー破壊トリップ」の始まりといこう!しかし、いざ実際に走りだしてみたら想像していたより全然悪くない、余裕こいてアイスキャンディーを食べ始めるまでは…。
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