ベントレーのSUV 新型ベンテイガ発表 まずはV8から ハイブリッドやスピードモデルも年内発表予定

第3世代のコンチネンタルGTや新型フライングスパーからインスピレーションを得たベンテイガのエクステリア

新型ベンテイガのエクステリアデザインはリニューアルされ、スタイリッシュで毅然とした印象の中に、ベントレーの新しいデザイン言語が色濃く反映されている。車両前後の全パネルの設計を変更することによって、すっきりとモダンな外観を作り上げた。ただし、抗力係数や揚力係数はこれまでと同じだ。
ベントレーモーターズのエクステリアデザイン責任者であるジェーピー グレゴリー氏は次のようにコメントしている。「私たちは長い時間をかけ、このクルマのプロポーションとキャラクターの改善方法を検討してきました。新型ベンテイガは、一目でベントレーと分かるデザインを踏襲していますが、路上での存在感は以前よりぐんと増しています」
「これが進化したベンテイガの姿です。どの角度から見ても自信に溢れた佇まいのSUVです。そそり立つグリルと高めの位置に取り付けられた印象的な楕円形ヘッドライトが、きりりとしたモダンな表情を作り上げます」
精巧なディテールは、第3世代のコンチネンタルGTやリムジンのような新型フライングスパーといった最新のベントレーファミリーからインスピレーションを得ている。
中でも注目すべきは新設計のマトリクスグリル。先代よりも大型化され、より垂直にそそり立ち、ベンテイガのエレガントなボンネットがクロームのボディパーツまでストンとつながっているような印象をもたらす。それによって、アップライトで威厳ある姿が強調されている。
また、新設計のLEDマトリクスヘッドライトが、これまでより外側の30mm高い位置に移動した。
新設計の楕円形ヘッドライトはベントレー初採用である。ベントレーではお馴染みとなったクリスタルカットデザインの効果により、点灯していないときでもキラキラと輝いて見える。モダンな光で魅せるウェイクアップシーケンスでもヘッドライトが点灯する。
側面に目を向けると、筋肉質なデザインが一目瞭然となる。くっきりとしたパワーラインの上方には新設計の延長型フロントフェンダーベントを設け、ドア下部モールディングも刷新し、控え目なV8バッジをあしった。
インパクト溢れる新設計22インチホイールは仕上げ方法を2種類から選択でき、ホイール
デザインは5種類に増えた。どのホイールもベントレー独自のデザインだ。ホイールアーチ内のホイール位置を横方向に調整したことにより、このクルマのダイナミックな佇まいが強調され、ホイール表面とホイールアーチとの水平方向の隙間が四隅とも削減された。
最も劇的な変化を遂げたのは、新型ベンテイガのリアデザインと言えるだろう。先代モデルとは根本的に異なる仕上がりとなっている。コンチネンタルGTと共通の楕円形テールライトがベンテイガに初採用されている。このテールライトが深みのある立体的な光を放ち、格子模様が宝石のように輝く。ウェルカムライト作動時には、流れるように点灯するウィンカーとともに、テールライトも点灯する。
テールライトが配置されているテールゲートも完全新設計で、車幅いっぱいに延び、コンテンポラリーですっきりとしたルックスを演出。ライセンスプレートの位置をバンパーまで下げたため、上側にある「ベントレー」のエンブレムが際立って見える。分割型の大型楕円形スポーツテールパイプは、テールライトのデザインを反映しています。新設計のルーフスポイラーをこれまでよりも延長したため、新型ベンテイガの横顔は従来よりも長く、エレガントに見えるようになり、クルマ全体のビジュアルからアスリートのような雰囲気が漂う。
ベンテイガのエクステリアカラーパレットには新色が2色加わり、さらに充実した。ひとつはViridianで、コンセプトカーのEXP 10 スピード 6を思わせるダークなメタリックグリーン。もうひとつはPatinaで、ラグジュアリーさ漂うミッドトーンのオフホワイトだ。
カスタマイズの選択肢も豊富になった。ダイナミックで新鮮なルックスをさらに強調することも可能で、例えば、ブラックラインスペシフィケーションを選べば、エクステリアのクロームパーツがすべてブラックに置き換わり、都会的でモダンな雰囲気に変身できる。

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