メルセデスのチューナーとして名高いドイツのブラバスが、ベントレー コンチネンタルGTスピードをベースにしたコンプリートカーを発表した。その名も「ブラバス 900」。カーボンパーツで武装し、最高出力は900馬力、最大トルクは1100Nmに到達。価格は8000万円オーバーという、この賛否両論な怪物の詳細をお届けする。
ああ、大変だ。ドイツ人が英国の最も重要な資産の一つに手を出し、それをさらに効果的なものにしたと主張している。
そう、我々の古き友人、ブラバスだ。彼らはベントレー コンチネンタルGTスピードに、山のような火力を与えた。ボトロップ（※ドイツの都市、ブラバスの本拠地）を拠点とするこのメルセデスの改造屋は、最近他のブランドにも手を広げており、ついにこの巨大な英国製グランドツアラーを手中に収めたのだ。ブラバス (Brabus)は、ドイツに本拠を置くチューニングメーカー。主にメルセデス・ベンツの車両をベースに、エンジンの排気量アップや徹底的なチューニングを行い、とてつもないパワーと豪華な内装を持つコンプリートカーを製造することで知られる。近年はポルシェやロールス・ロイス、そして今回のベントレーなど、メルセデス以外にも手を広げている。
彼らが言うところの「包括的な洗練プログラム」の一環として、4.0リッターV8ツインターボエンジンにいじくり回し（ハイブリッドシステムはそっとしておいた）、合計出力を888bhp（900PS）、トルクを1,100Nmまで引き上げた。おやまあ、なんてこった。
新たに「ブラバス 900」と名付けられたこのモデルは、クーペを選ぼうが、ドロップトップのGTCを選ぼうが、0-100km/h加速をわずか2.9秒でこなすと主張されている。後者（ここでは恐ろしい「ペールブラウン」の色合いで示されている）は電子制御で最高速度が172mph（277km/h）に制限されているが、クーペは208mph（335km/h）まで伸びる。
ブラバスは、いくつかの新しいターボチャージャー、カーボン製エアボックス、そしてエンジンのECU書き換えによって、これらの数値を達成した。また、新しいステンレス製エキゾーストシステムを装着し、車高を20mm下げている。
これを標準のコンチGTと見間違えることはまずないだろう。大量のカーボンファイバー製パーツが貼り付けられ、22インチのモノブロックホイールが装着されているからだ。室内には、考えつく限りのあらゆる色で利用可能な、貝殻のようなパターンの新しいレザーがふんだんに使われており、ブラバスは新しいダッシュボードクロック（時計）まで取り付けている。聖域はないのか？
とにかく、価格はクーペが48万9200ユーロ（7830万円）、カブリオが53万8800ユーロ（8620万円）からで、これはオプションを含まない価格らしい。ああ、それから現地の税金も別だぞ。
ドイツのブラバスが英国の至宝を魔改造！ 900馬力の『ブラバス 900 ピーチ』…ベントレー コンチネンタル GTの変貌
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=海外の反応=
「ノーマルのベントレーに比べると、このブラバス仕様は完全に貧乏くさく見えるな。AMGを改造して「AMGライン」に見せるようなもんだ。正直、やる意味が分からん。メルセデスが欲しいならメルセデスを買うし、3Dプリンターで作ったような安っぽいベントレーに大金を払う気にはなれんよ」
「悪趣味極まりない」
「同意。あの茶色は人類に対する犯罪レベルだな」
