【トップギア試乗】ベントレー 新型フライングスパーはアルナージ以降最も注目すべき4ドアサルーン

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ランニングコストと信頼性

中古のフライングスパーの価格を見たことがあるだろうか。10年前のクルマは値段が格安のため、手を出しやすいかもしれない。素晴らしいできの先進的な最高速度320km/hの高級サルーンが、2万ポンド(260万円)以下で販売されている。だが、それでいいのだろうか。中古で売られているものというのは、最も良い状態のマシンではないだろう。

中古車の価格の安さと天秤にかけた時、このフライングスパーはお買得ではないのだろうか。生産台数にもよるが、おおむねこういったクルマは、その辺の中古車よりも高価になるのは当然だろう。だが、新型フライングスパーは、これまでのものよりデザインも操縦性も良く、総合的に見てずっと優れている。

しかし、価格が高いというのが問題だ。2,667.4万円といったプライスに加えて、自分の好みに合わせて機能をカスタマイズするのなら、さらに40万円ほど必要になることが予想される。マトリックスLEDライト、ナイトビジョンなど、必要なものは全て標準装備されているにも関わらず、だ。

さらに、今後の電動化時代に向けては、12気筒エンジンを搭載したクルマが販売されるのはまれになるであろう。そして間違いなくこのクルマは、フライングスパーシリーズの中で、最もエネルギー消費が多いモデルとなる。まもなくV8が廃れ、ハイブリッド車が新基準となるのだろう。今やベンテイガも電動化されているのだ。コレに関してはとにかく、ベントレー初のハイブリッド車として、V6よりも優れたシステムを持ち、適度なバッテリー性能、燃費性能、効率の良さに仕上がっていることを、ただただ願うだけだ。

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