ベントレー ミュルザンヌを400時間かけて作り上げる職人たちの素顔

ハンス ホルツガートナー – マーケティング担当

ハンスは、2007年にミュルザンヌのマーケティング・プロダクト・マネジャーとしてベントレー ファミリーの一員となったが、それ以来、ミュルザンヌから目が離せなくなったと語っている。ハンスは、顧客の声を代弁する立場として、ベントレーのビジネス全体にわたり、ユーザーが本当に望むミュルザンヌを確実にデザインし、設計、製造することに努めてきた。彼は現在、新型フライングスパーや将来の製品のための重要なマーケティング・プロジェクトを率いている。

「ミュルザンヌは、私の職業生活の中で最も充実したプロジェクトでした。自動車業界の頂点に立つクルマを扱っていると、芸術の世界へと踏み込むことになります。もはや単なる自動車ではありません。プロダクト・マネジャーとして、他の自動車メーカーでは考えられないような素材や工芸品、装備品を紹介することがあります。例えば10時間かけて手作業で磨き上げた無垢のステンレススチール製ブライトウェアなどです」

「私は、2016年のジュネーブ・モーターショーで、フェイスリフト後のミュルザンヌ ファミリー、特にミュルザンヌ エクステンデッドホイールベースを、まったく予測していなかったお客様の前で公開し、反響の大きさを目の当たりにしたことは忘れられません」

「ミュルザンヌは二度と訪れることのない瞬間をとらえた一枚の写真のようなものです。それは一つの時代の終わりであり、この種のものとしては最後のクルマです。私にとって、この作品は当社のこれまでの100年の活動と、その間に学んだあらゆることの集大成です。これから、私たちは極めて新しい章に踏み出します」

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