ベントレー ミュルザンヌを400時間かけて作り上げる職人たちの素顔

ティム サイペル – エンジン担当

ティムは、ミュルザンヌの象徴ともいえる「Lシリーズ」の6.75リッターV8エンジン(彼の指揮下でベントレー アルナージやブルックランズにも搭載)の開発に携わってきた豊富な経験を持つ。フォルクスワーゲン グループ初の製品として気筒休止システムを開発したティムは、ミュルザンヌが確立した基準への道を開くために貢献しました。現在はベントレーのすべてのV8エンジンのエンジン・キャリブレーションを管理しており、ティムの専門知識は受け継がれていくのだ。

「私たち皆が知っているミュルザンヌの定義づくりに大きな貢献ができたことを、とても誇りに思っています。ミュルザンヌは、私が2005年に入社した後、ベントレーで開発に携わった最初の新型車でした。私にとってミュルザンヌは究極のベントレーを定義づけたクルマであり、クラシックなベントレーを特別な存在にしたあらゆる属性を現代的に解釈し直したクルマです。その属性の大部分は私たちの特徴的なエンジンが占めており、現代のすべての排出ガス基準を満たすよう全く新たに設計されたこのエンジンは、ベントレーの象徴と言える『ウェーブ・オブ・トルク(トルクの波)』を実現したエンジンです」

「そのため、6.75 V8との別れは、私にとって物悲しい想いがあります。このエンジンは、1959年に初めて生産が始まった『Lシリーズ』の真のアイコンです。私は、長年にわたりこのエンジンを開発し、洗練させてきたチームの一員でしたが、このエンジンは本当に惜しまれることでしょう。私たちは、8気筒のそれぞれにベントレーの心と魂を込めてきました」

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