ベントレー、V8エンジン搭載モデルのコンチネンタル GTとフライングスパーの受注を停止。まずは英国、欧州、中近東、東南アジア、台湾、オーストラリア、ニュージーランド市場での受注を停止し、順次その他の地域でも受注を停止する。W12の生産終了も目前。
ベントレーがコンチネンタル GTとフライングスパーのV8エンジン搭載モデルの注文受付を正式に終了し、今年6月をもって生産を終了することになった。ベントレーを象徴する6.0リッターW12の生産終了も迫っているし、これは、一つの時代の終わりを告げるものだ。
V8の2車種が引退するのは英国だけでなく、英国、欧州、中近東、東南アジア、台湾、オーストラリア、ニュージーランドでも同様の決定がなされ、その後すぐに他の世界市場も同様となる。きっと、その中には南極も含まれているのだろう。おそらく。
2012年に発表された4.0リッター、ツインターボブロックは、以来53,000台以上のコンチネンタル GTとフライングスパーに550psのパワーとさらなるトルクを供給してきた。そのため、この4.0リッター、ツインターボがなくなるのは、残念の一言だ。ただし、現時点では引き続きベンテイガに搭載される予定だ。
この決定は、ベントレーが今年後半にハイブリッド化されたパワートレインのラインナップに移行し、2026年には初の純粋なEVを、そして2030年には完全な電気自動車への移行を視野に入れていることに伴うものだ。
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=海外の反応=
「もうミュルザンヌでもV12ハイブリッドで復活させりゃいいんじゃないの?」
↑「ミュルザンヌ?まぁリラックス仕様のレブエルトV12でも文句なしだろうなあ」
↑「ベントレーは1999年に中央レイアウトの無駄に凄いユノディエールプロトタイプを生産しなかったのが残念だった。W16エンジン、8Lディスプレイ、650馬力、AWD、ヌバック&コノリーレザーのインテリアでル マン勝利のオマージュ的な一品。今見ても規格がエグい、大チャンスを逃したな」
↑「そのクルマはヴェイロンの元になったんだろ?」
↑「ブガッティみたいになんなのかな、ベントレーは…?1999年のヒュンダイエル (Hunaudieres) プロトタイプみたいなミッドシップV16出せば良かったのに。限定生産でも全然アリだろ。ル・マンの栄光を讃える (たたえる) コンセプトだったのに、ジュネーブモーターショーで発表された当時のスペックは超ヤバかったぞ。8リッターのW16エンジンをミッドシップに積んでて、650馬力、フルタイムAWD、内装はヌバックとコノリーレザーのフルオーダーメイドとか… もっと調べてみろよ。今見てもすげーカッコイイだろ。こんなん出さなかったのはマジで失敗だと思うんだけどな」
↑「そのコンセプトカーってヴェイロンになったやつじゃね?」
↑「ピエヒ (F. Piech) みたいなのがいなければコンセプトカーすら出せなかったかもしれないしな。VWグループも色々潰してる (つぶしてる) よ。W12ミッドシップスーパカーとか、AAC V10ピックアップ (アドバンスド・アクティビティ・コンセプト) とか、すげーカッコよかったのに。ワーゲン サヴェイロ ロケットコンセプト (サンパウロモーターショー2010年) も限定生産すらスルーで終わっちゃったし、超絶イケてるトゥアレグ(Touareg) のTristar TDIコンセプト (2014年) とか、XL1スポーツ (カーボン軽量構造でドゥカティのスーパースポーツエンジン積んでたやつ) も全部ワンオフ (試作車) 止まり。でも諦めるのはまだ早いだろ」
↑「すげー、調べてみたけど本当にすげーカッコいいな!」
↑「子供の時から知ってたけど、ムルシエラゴのライバルにならなかったと思うんだよね。50台限定とかじゃなかったらムリゲーだろ」
「知らんのかよ、富裕層は、電気自動車買ってもガソリン車は持ってるっしょ」
「ハイブリッドも庶民 (しょみん) 向けで実績積んだからそろそろ高級車にもってこれるってだけだろ。別にどうでもいいけど」
「くそっ、ちょっと遅かったか」
「V8無くなるの早すぎだろ。W12が無くなった後も数年間は残すと思ってたわ。寂しいけどベントレーにとって必要な進化だと思う」
「中古 (ちゅうこ) 車爆騰 (ばくとう) しそうだな。それにベントレーにとっては大失敗だろ。こんなの買える層 (そう) はペンギンとかアザラシとかどうでもいいし、グレタちゃんが氷の上で乾いてるかどうかとかも興味ないだろ」