クルマ好きにとって、カーアクションシーンがある映画は楽しみの一つだろう。今回は、CG無しで、クルマがド派手に破壊されまくった台数の多い映画をカウントダウン方式でご紹介しよう。
ワイルド・スピード 2:130台
予想通り当然ながら「ワイルド・スピード」をテーマにした作品からスタートする。シリーズ2作目となる本作では、撮影中に130台という比較的少ない台数で撮影が行われたため、マツダ RX-7、R34 GT-R、ホンダ S2000など、この映画で展示されているクルマは、どれもありえないアクロバット飛行を披露。ある種、理想的なクルマのファミリーだ。
ダイ・ハード/ラスト・デイ:132台
初代『ダイ・ハード』の後に作られた『ダイ・ハード』映画は、1作目以降まったく必要ないなんて、思ってしまったが、5作目では確かに重厚な機械が登場し…そしてすぐに全滅させられた。Gワーゲン、ウニモグ、そして「MRAP」と呼ばれる特注の軍用トラックなどだ。それと、E65のBMW7が数台。
ジャンクマン:150台
今さら?って感じもするけど、H.B.ハリッキ監督の自動車映画3部作(オリジナルの『ゴーン・イン・60セカンズ』を含む3部作)の2作目で、ちょっとメタ的な(映画の中の映画、みたいな意味で)作品だ。ハリッキーはこの映画のために自分の車のコレクションを使ったようだ。痛快。
ワイルド・スピード:190台
シリーズが本格的にスペクタクル化するのは第4弾からだが、興行収入4.5億円の映画のために190台の実車が破壊されたことは、何ら不思議なことではないのだ。
ワイルド・スピード SKY MISSION:230台
笑いたければいくらでも笑えばいいが、数分の映像のために、カスタマイズされたフルビルドの車を貨物機から嬉々として放り出すこの映画の度胸には感服せざるを得ない。もちろん、本物のクルマだよ。CGIは一切なし。「本物のクルマを飛行機から放り投げたと知ったら、みんなショックを受けたよ」と、車のコーディネーターを務めたデニス マッカーシー氏は当時トップギアに語っている。
その結果、かなりの数の実車が登場することになった。
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT:249台
日本のドリフトシーンを題材にした、ファスト通好みの一本。トップギアの編集部にも、ベストだと言い切る者がいるほど。クリストファー ノーラン監督もファンで(ノーラン監督のワイスピを想像してみて)、その「オリジナルレシピ」を好んでいるそうだ。そう、確かに安っぽいのだ。でも、楽しい。
ワイルド・スピード MEGA MAX:260台
ワイルド・スピードシリーズの第5弾は、シリーズにとってちょっとした変革であり、それまでの車多用の映画から、より明白なブロックバスター/強盗の哲学へと移行し、実によく機能している。
しかし、その過程で破壊された哀れなクルマたちは別だ。
マトリックス リローデッド:300台
若い視聴者は、『マトリックス』の2作目が公開されたときの大騒ぎを覚えていないかもしれないが、ハイウェイでのカーチェイスは、これまで映画化された中で最も壮観なものの一つであった。もちろん、CGIの良いコンディションのクルマが登場するのだが、ゼネラルモーターズはこの作品に非常にリアルなクルマをたくさん貸与した。そして、その車はすぐに破壊された。
ワイルド・スピード EURO MISSION:350台
カリフォルニアのストリートレース文化から始まり、強盗や飛行機や高いビルから車を放り投げる話へと変化した映画シリーズが、このリストに何度も入っているのは不思議ではないでしょ?
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン:532台
マイケル ベイ監督が2011年に発表した『ダークサイド・ムーン』である。この作品は、人生そのものの意味や、人間性という概念を扱おうとするものだ。
この映画は、戦争に巻き込まれた変形ロボット戦士を描いたマイケル ベイの映画だ。ギネスワールドレコードは、ベイ監督の自動車バトルロワイヤルのために、なんと532台ものモーターが命を落としたと認定されている。
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=海外の反応=
「スモーキー&バンディットの100台と、ブルース・ブラザーズの104台が恥ずかしくなるような内容だね?」
「デュークス・オブ・ハザード、ゴーン・イン・60秒、スモーキー&バンディット、トランスポーター、スタスキー&ハッチ、レッドライン、ブレット、ル・マン、ブルース・ブラザーズ(1980-2000)、ローニン、タクシー、ニード・フォー・スピード…」
「10本中6本が同じフランチャイズから。多分、すべてのリストを作るべきだったね。全作品、車の台数付きで。ちなみに、ブルース・ブラザーズは私のリストに入っている」