ミニは、「新しいデザインの時代の幕開け」である新コンセプト「エースマン」を初公開した。レクサスみたいかなあなんて考えていたことすら忘れてしまうほど、見た目はまったく違う。
この名前もスペルミスではない。2012年から2016年にかけてミニが3drのSUV「ペースマン」を販売していたのを覚えている人もいるかもしれないね。でも、これはそれとはまったく別物。まずPはないし、ドアも2枚増えている。さらに、BMWのiX3のパワートレインの一部を使った100%EVになるようだ。
ミニでは、エースマンは実際のクロスオーバーであり、単に少し短いだけのSUVではないと主張している。それはハッチとカントリーマンの真のブレンドであり、ハッチの敏捷性と後者のスペースとライフスタイル指向の実用性を提供しているのだと。エースマンは、確かにカントリーマンほどダサくは見えない。
ブレグジットしただけでは、まだEUからは完全に離脱できていないようだ。だって、ミニはエースマンでユニオンジャックのモチーフをさらに強調しているのだから。ルーフラックには、バスや橋の上にいる人だけが目にすることができるユニオンジャックもある。それでも、女王はこのロイヤリティに感謝することだろう。
インテリアは、1959年のイシゴニスのオリジナルからインスピレーションを得たとデザイナーは語っている。つまり、むき出しのダッシュボードとシングルセンタースピードメーターが復活したのだ。とはいえ、禁欲的すぎるというわけじゃない。LEDグラフィックやスマートなインフォテインメントを搭載し、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできるようになっている。
電気パワートレインによるゼロエミッションの環境性能に加え、ミニによれば、エースマンの内装にはレザーを使用せず、代わりに「サステナビリティを意識して選ばれた高品質の素材」を採用しているという。
エースマンの初公開は、8月下旬にケルンで開催されるゲーム見本市「Gamescom」で予定されている。この小さなクロスオーバーの製品版は、後日公開され、2024年に発売される。これは、次世代ハッチにとっても良い兆候だと思う。
=海外の反応=
「オーマイガー、オーマイガー」
「まあまあ酷い」
「あーあ、BMWのデザイン言語がミニに適用されちゃったよ」
「ちょっと気持ち悪いのが出てきた…」
「航続距離が限られた、とても重い5ドアハッチと、デザイン。いくらするんだろう?ワクワクする時代だよね」
↑「ざっと5万ポンド(825万円)、たぶん」
「酷い、ってだけじゃなくて、ミニをユニオンジャックで覆うという強迫観念は無粋で味気ない」
「間違いなく2トンを超え、駐車スペースがラインまでびっちりになる。'ミニ'じゃねーだろ」
「個人的な意見だが、この外観は、本当に気にならない。ここ数年のミニの進化を、自然に「電動化」したように見えるんだ。このデザインは
現行の肥大化した「クラブマン」よりずっといい。
しかし、このクルマが英国車であるかのような思い込みは捨てなければならない。ユニオンジャックを多用したデザインは、まったくもって味気なく、醜い。現行ハッチのブレーキランプを最初に見たとき、私は心の中で吐いた。これは完全にドイツ車であり、誰もがそれを知っているんだ」
「表面処理はiXを彷彿とさせるね。iXを連想させないようにしたいな」
↑「それな」
↑「この記事で紹介されているように、iX3からいくつかの要素が借用されている。けど、私はこのエースマンが少し小さいとはいえ、iXやiX3よりもずっと良く見えていると思うよ…」
「本当に恐ろしい。イシゴニスが墓の中で回転しながら発電しているのだろうか?」
「醜いという言葉の申し子だね」
「まあまあかなあ…とは思う」
「BMWのデザインはここ数年、本当に崖っぷちからブラックホールに落ちたよね」