ベントレーのビスポーク部門マリナーが、スーパースポーツ専用の特別仕様「デザイン テーマ バイ マリナー」を発表した。ブランド初となる左右非対称のグラデーションペイントを採用し、ドライバーズカーとしての個性を強烈にアピールしている。グッドウッドで初公開されるこの過激な一台の全貌を解説する。
イギリスの超高級車ブランドであるベントレーのビスポーク(特注)部門、マリナーが、富裕層のガレージをさらに華やかにするための新たなオモチャを用意した。2026年7月1日に発表された、スーパースポーツ専用の特別仕様「デザイン テーマ バイ マリナー」である。このクルマは、由緒正しきグッドウッド フェスティバル オブ スピードの会場で世界初公開される。
今回の最大のトピックは、ベントレー史上初となる「サイド トゥ サイドのグラデーションペイント」を採用したことだ。車体の片側から反対側へとシームレスに色が移り変わるという、塗装職人の忍耐力を極限まで試すようなこのボディカラーは、街中で確実に人々の二度見を誘うだろう。鮮やかなアクセントカラーがドライバー側を彩り、車体を横断しながら反対側のダークな色合いへと変化していく。さらに、助手席側にはフロントからリアまで一直線に伸びるオフセンター ハイライトストライプまで引かれている。(英国紳士らしからぬ派手な演出だが、スーパースポーツが根っからの「ドライバーズカー」であることを猛烈にアピールしたいらしい)。このデザインは、右ハンドル 左ハンドルを問わず、常にドライバー側を中心として構成されるという徹底ぶりだ。
エクステリアの仕上げとして、フロントグリルには誇らしげに「8」のナンバーがあしらわれ、カーボン製ディフューザー、フェンダーブレード、サイドシルにはアクセントとなるピンストライプが施されている。
デザインテーマは、エクステリアとインテリアを統一した以下の3種類が厳選されている。
* ドラゴン:エクステリアはドラゴン レッドからブラック クリスタルへと移り変わる。インテリアにはホットスパーとベルーガを組み合わせ、いかにも攻撃的で力強い空間を演出している。
* エレクトリック:エレクトリック ブルーからダーク サファイアへと穏やかに変化する外装を持つ。室内はインペリアル ブルーをベースに、鮮烈なクライン ブルーのアクセントが効いている。
* ブロッガー:ペール ブロッガーからブロッガーへのグラデーションを採用。キャメルとベルーガの内装を組み合わせ、3つの中では最も現代的で洗練された(つまり、悪目立ちしない)大人の空間を創出している。
インテリアもモータースポーツから着想を得た2シーター専用レイアウトとし、エクステリアと同様にドライバー側が明るいカラー、助手席側がダークトーンという左右非対称のツートーンレイアウトを採用している。スーパースポーツ専用のパーフォレーション(穴あき加工)が施されたフルレザーシートに身を沈めれば、クルマとの強烈な一体感を得られるはずだ。ドライバーシートと色を揃えたコントラストカラーのギアレバーや、ダッシュボードのコントラストステッチが、キャビン全体の統一感を高めている。
さらに、発売時には「Level One」と「Level Two」という2種類のデザインテーマも設定される。
* Level One:グロスブラックとダイヤモンドカット仕上げの22インチホイール、ボディキットのアクセントピンストライプ、ロアドアロゴを採用。
* Level Two:リアクォーターパネルにリバリーストライプを追加し、より印象的なスタイリングを実現。なお、カラーバリエーションは「Skies」「Meteorite」「Daybreak」「Snowstorm」「Nightfall」の5種類から選択可能だ。
もしあなたが、普通のベントレーでは満足できない筋金入りの目立ちたがり屋(かつ純粋に運転を楽しむエンスージアスト)なら、Top Gear Japanの読者として、正規販売店に駆け込んでマリナーに相談してみるといい。別のカラーや完全なオーダーメイド仕様のワガママも、彼らは喜んで聞いてくれるはずだ。
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