60年代カフェレーサーが70万円で蘇る! 電動バイク「ビーチマン ’64」は、遅いけど最高にクールな一台

60年代のカフェレーサーが持つ、時代を超えたスタイル。そこに現代の静かな電動パワーを組み合わせたら? ビーチマン '64は、その完璧な答えかもしれない。

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トップギアは四輪メインのメディアだが、読者の中には、たった2つの車輪しか持たないマシンで、陽気に走り回るのを楽しむ者がいることを理解している。えっ、あとの2輪はどこに行ったんだ! いったいどうしたんだ! まあいい、そういうものを楽しむ者たちのために、たった2つの車輪しか持たない、実に陽気な新しいマシンを紹介しようではないか!

その名は「'64」。ビーチマンという会社が作っている。そう、'64とは、このマシンがその美的インスピレーションを得た年代を表している。たった2つの車輪しか持たないマシンのファンでなくとも、誰もが納得するであろう、あの「象徴的な」60年代のカフェレーサーだ。

とにかく、とんでもなくクールに見える。 そして、静かにクールでもある。なぜなら、これは非常に新しい流儀の動力源――電気――で満たされた、ヴィンテージレーサーだからだ。そのボディの中には、最大55マイル(88km)の航続距離を持つ2.88kWhのリチウムバッテリーが収められており、オプションで最大70マイル(112km)の航続距離を解放する3.6kWhのユニットも選べる。

どちらのバージョンも回生ブレーキを備え、3時間でバッテリー電力の80%を“叩き込む”ことができる。こいつを眺めているだけで、3時間なんてあっという間だ。我々は、これがとんでもなくクールに見えると言っただろうか?

確かに、ものすごく速いわけではない。だが、これはそういう種類のバイクではないのだ。「E-Bike」モードでは最高時速20マイル(32km)、「Moped」モードでは最高時速30マイル(48km)、「Off-Road」モードでは「人里離れた道」で最高時速45マイル(72km)という、なかなかどうして、な速度を許容する。そう、これは厳密にはモペット(原動機付自転車)だ。つまり、こいつでスピード記録を追いかけることはない、と言っておけば十分だろう。

ビーチマンは代わりに、あなたに「スピードを落とし、再び繋がり、そして一マイル一マイルを味わうこと」を促す。スピードは、このマシンが捨て去った唯一の重荷ではない。ビーチマンは「不必要な技術」を取り除き、その代わりに「エレガントなシンプルさ」を選んだ。だから、そう、おそらくアプリなどはない。

そこにあるのは、「パフォーマンスチューンされたフレーム」と「戦略的な重量配分」であり、ビーチマンは「'64」が「印象的なハンドリングと路上での存在感」を提供すると考えている。「『'64』は、圧倒的な複雑さなしに、爽快な体験を提供するように設計されています」と彼らは言う。速いクルマより遅いクルマの方が楽しい、というあの話を知っているか? おそらく、ここにはその要素が少しある。

「我々は、ヴィンテージデザインについて愛するすべてを取り入れ、本物の快適さとパフォーマンスを加え、人々が電動バイクに期待すべきことを変える製品を提供しました」と、ビーチマンのボス、ベン テイラーは言う。「我々はただe-bikeのカテゴリーに加わっているだけではありません。我々はそれを、格上げしていると信じています」

価格はわずか4,800ドル(70万円)から。そしてビーチマンは、パフォーマンスと地形走破能力を、あなたが望むどんなものにでもアップグレードできる。もし本当に、あなたが、たった2つの車輪しか持たないマシンで、陽気に走り回ることを望むなら、の話だが。
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
【tooocycling DVR80】
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=海外の反応=
「ヴィンテージ要素なんて何もない。せいぜい「レトロ」が関の山だ。これは、過去60年間、アマチュアビルダーがガレージで手垢の付くほど繰り返してきた、怠惰で独創性のないデザインを、上品に言い換えたものに過ぎない。創意工夫や独自性のカケラもない」
「最初は、これがすごくレトロな衣装を着たロイヤルエンフィールドかと思って期待したんだが、残念ながら、ただの電動モペットだった。まあ、ホンダやBMWの他の電動スクーターと比べて、法外に高いわけじゃないけどな。でも全体的に見れば割高だ。その金があれば、新品の50ccベスパが買える。あれ自体、馬鹿げたほど高いけど、痛々しいほどスタイリッシュなスクーターだからな。アーリーアダプター税、絶賛発動中ってわけだ」

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