息を呑む美しさが蘇る カラム デザインズが描くEタイプ レストモッド コンセプト

元ジャガーデザイン責任者が理想の一台をデザイン。実現にはオーナーのベース車両が必要だけどね。

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ルノーのCEO、ファブリス カンボライブ氏が、1万Eタイプのレストモッドを「成功裡に」実現できると信頼できる人物は世界でもごくわずかだろう。しかし、元ジャガーのデザイン責任者であったイアン カラムなら話は別だ。彼のチームが今回発表した最新の仕事は、まさにそのシナリオを現実のものとすることをイメージしている。

そう、これがカラム デザインズのEタイプ コンセプトだ。あまりの美しさに開いた口が塞がらないだろうから、心を落ち着けるのに数秒ほど時間を取ろうか。

準備はいいかい? よし。これは、英国を拠点とするこのデザインハウスが新たに立ち上げた『ポートフォリオ・プロジェクト』シリーズの一環だ。現時点ではあくまでレンダー(CG)だが、相応しい顧客さえ現れれば、オリジナルのEタイプをベースに実車を製作することも可能だという。もちろん、相応しい(そして現時点では未公表の)価格次第だが。

デザインそのものに目を向けよう。オリジナルのスタンスは数インチ下げられ、よりグラマラスなホイールアーチによってプロポーションがワイド化されている。その他にも、前後ライトの新たなケース、より大径化されたテールパイプ、そしてディッシュタイプの3スポーク・アロイホイールにはエアロディスクが組み合わされている。どれも非常に洗練され、味わい深い仕上がりだが、オリジナルのアイデンティティとも言える剥き出しのグリルがそのまま残されている点は嬉しい限りだ。

カラム氏によれば、インテリアは顧客のあらゆる要望に応じて完全に仕立てることが可能だという。個人的には、写真で示されているレッドレザーとウッドトリムの組み合わせが好みだ。美しく、それでいてミニマルな印象を受ける。ヴィンテージライクなステアリングホイールの向こうには速度計とタコメーター、そして燃料計と油温計の間に挟まるようにナビゲーションとオーディオの表示系が配置されているが… 実際、それ以外に目につくものはほとんどない。

ただし、もう一つ特筆すべき点がある。それは、ソリッドなメタル製シフトノブを備えた5速マニュアルギアボックスの存在だ。そう、もしこのプロジェクトが実現するなら、それは昨今増えているEV化されたレストモッドとは一線を画すものになるだろう。さて、皆さんはどう思うだろう? 心臓部にはオリジナルの直列6気筒か、それともV12を搭載すべきだろうか?

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=海外の反応=
「見た目はすごくイケてるね。でも、あのリムだけはどうも好きになれないけど…」
「イーグルはすでに直6モデルのレストモッドを手掛けているから、これはぜひV12をベースにしてほしいな。それに、V12がきっちりと手を入れてもらえるのを見るのも悪くないだろう」

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