四輪メインのトップギアが東京モーターサイクルショーに行ってきたっていいんじゃない?

東京モーターサイクルショー 2025に、四輪メインのトップギアが取材に行ってきた。四輪も二輪も一緒に楽しめばいいんじゃない?

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東京モーターサイクルショー 2025に、四輪メインのトップギアが取材に行ってきた。とはいえ、初めてというわけではない。UKの本誌や動画でたまに二輪も取り上げたことがあるし、日本でもMUTTやロイヤルエンフィールドなど取材を行っているので、最近では結びつきが強くなってきている。今回のショー、入場者数は118,812人で、前年比104.3%と盛況に終わった。四輪から二輪という人もいるだろうし、二輪と四輪同じくらい好きという人だって多いはず。二輪のショーには初めて訪れたが、ブースでは仲間同士の結びつきが強く、四輪で言えば、東京オートサロンに近い雰囲気が感じられた。いかにもバイク好きな人からスーツを着たビジネスマン、若い女性など、客層は思ったよりも幅広い。ただ、熱気は十分。四輪メインメディアだって、枠を広げて二輪ワールドの取材に行ったっていいんじゃない?さて、以下、いくつかブースを取り上げるので、参考にしてほしい。

BMW モトラッド

BMW Motorradがロードスターモデルの未来像を示す「R 20 Concept」が、東京モーターサイクルショー2025で日本初公開された。その大胆極まりないスタイルは、ハイレベルなエンジニアリングと出会い、見る者を圧倒する。R 20 Conceptの中核をなすのは、紛れもない象徴であるBig Boxerエンジンだ。ハンドメイドの短いシートからアグレッシブなリアセクションへと続く印象的なシルエットは、一目見ただけでライダーの感情を揺さぶる。彫刻のような燃料タンクは、情熱的なピンクのカラーリングで見る者の視線を釘付けにする。

プレミアム感に満ちたその佇まいは、まさにロードスターの新たな表現と言えるだろう。Big Boxer. Bold Style - それが「The R 20 Concept」なのだ。このロードスターに乗るライダーは、どこへ行っても注目の的となり、そのスタイルに純粋な喜びを感じ、クールでカジュアルな存在感を示すだろう。このユニークなバイクは、カルト的な人気を集める可能性を秘めている。

なお、日本国内への導入に関しては未定である。今後のBMW Motorradの動向に注目したい。その他、新型BMW M 1000 RR、新型BMW M 1000 Rおよび新型BMW S 1000 Rの展示も、注目を集めていた。
スズキ

スズキではHayabusaやKatanaなど象徴的なロードスポーツモデルのほか、参考出品車として、原付一種の折り畳み電動モペッド「e-PO(イーポ)」が置かれていた。パナソニック サイクルテック株式会社と共同開発し、JAPAN MOBILITY SHOW 2023に参考出品した「e-PO」の公道走行調査を2024年6月上旬頃より実施したという。原付一種の届出を行い、ナンバーを取得したことで「e-PO(イーポ)」の公道走行が可能となった。公道走行調査はスズキの本社がある静岡県浜松市を中心に行い、実際の路面状況や、交通状況下で走行することで、日常での使い勝手や走行して見えてくる課題など、様々なデータを収集した。今回の公道走行調査を通して、今後の製品化に向けた電動モペッドの開発につなげていくということで、期待される。また、8月1日(金)から3日(日)に三重県鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM世界耐久選手権“コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」に、昨年に引き続き「エクスペリメンタルクラス(実験的クラス)」で「チームスズキCNチャレンジ」として参戦予定車両も置かれていた。

ロイヤルエンフィールド

アジア太平洋市場担当事業責任者のAnuj Dua(アヌージ・ドゥア)氏がプレゼンテーションを行った。詳細なインタビューもあるので、そちらもお読みいただきたい。

ロイヤルエンフィールドは中級セグメントにおいて高い地位にあり、世界規模で成長を続けており、特定の国では高い順位を得ている。特に日本では着実に成長しており、積極的に取り組むディーラーやパートナー、拡大するコミュニティがその勢いを後押ししている。ロイヤルエンフィールドはカスタマイゼーション文化にも力を入れており、様々なコラボレーションを通じてその楽しさを伝えている。日本の素晴らしいカスタム事例が海外にも紹介されている。

プレゼンテーションでは、3つの新型モデルが紹介された。
BEAR 650:洗練されたデザインと幅広い用途を備えたスクランブラーだ。冒険の象徴、個性の表現であり、直感に従う大切さを呼び覚ます存在とされている。スクランブラーセグメントで高い製品品質を誇り、シート高830mmのリブシート、キックアップ式リアループ、ツインショック、115mmのリアホイールトラベルなどが特徴だ。様々なスクランブラーの影響を受けたGMAが用意されている。価格と全カラーはスクリーンで紹介された。ディストリビューターであるPCIの協力により、この価格が実現している。

クラシック 650:ロイヤルエンフィールドのDNAを最も純粋に表現したモデルだ。多くのファンの支えによって現在の地位を築き、名前の通り伝統を表現している。素敵なエンジン性能を持ちながら、乗り心地にも重点を置いて開発された。オドメーター、トリップメーター、時計、燃料残量計、LEDスクリーンなどを採用し、レトロ感を表現したデザインとなっている。カラーバリエーションが紹介され、日本では2025年6月以降に発売予定で、それまでに価格が決定する。日本では大きな成功を収めているモデルだ。

ゴアン クラシック 350:インドのゴアのビーチをイメージしたリラックスできるモデルだ。近代的で本格的なカスタムメイドが可能であり、バイクの近代化をさらに進めることが期待されている。ハンドルバーは上部に設置され、サイレンサーにもこだわりがある。様々な細かい仕様があり、カスタムも可能だ。ファッショナブルな顧客や350ccの愛好家に届けたい商品であり、シート高が低く、様々な身長の日本人に対応できるのが特徴だ。豊富なGMAのラインアップがある。カラーはレイベレッドシャクブラック、トリプテールパーク、パープルヘイズの4色展開で、ゴアの地を思わせる色や仕様が取り入れられている。

MUTT

いち早く「DRK-01 250CC CANDY RED」、「DRK-01 250CC WHITE SAND」の各30台限定2モデル(849,200円)の展示がなされたMUTT。これまでのクラシックなスタイルとは大きく異なり、新たなスタイルを体現するモデルだ。新開発のDOHC 水冷エンジンと6速マニュアルトランスミッションが、より優れた走りのパフォーマンスと信頼性を約束。フロントに装備された320mm径ディスクと4ピストン油圧ブレーキが高いストッピング性能を発揮する。

ホンダ

ホンダは、東京モーターサイクルショーにおいて「Move to the Next」をキーメッセージに、来場者を新たな感情へと駆り立てるHondaモーターサイクルとの出会いの場を提供した。コンセプトモデルは、2台。
電動過給機付きV型3気筒エンジン(ジャパンプレミア):二輪車用として世界初となる電動過給機を採用した、水冷75度V型3気筒エンジンのコンセプトモデル。
EV Fun Concept(ジャパンプレミア):ミドルクラスの内燃機関モーターサイクルに匹敵する動力性能を持つ、Honda電動スポーツのコンセプトモデル。電動化時代の新たなスポーツバイクの形を提案する。

市販予定車は、3台。Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY(ジャパンプレミア):大型ツアラーGold Wing Tourをベースに、初代モデルGL1000(1975年)の発売50周年を記念し、特別なカラーリングを施したモデル。長きに渡るGold Wingの歴史と伝統を讃える。
CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition:1992年に販売を開始した初代「CB1000 SUPER FOUR」をイメージしたカラーリングを採用。CB1300 SUPER FOURの集大成とも言えるモデルだ。
CBR250RR(新色設定):先進的なスタイリングと卓越した動力性能を追求した軽二輪スーパースポーツモデル。新たなカラーリングで、さらに魅力的な存在感を放つ。

CB1000 HORNET SP、CB750 HORNET、Rebel 250 E-Clutchなど市販車のほか、RC213V、CR ELECTRIC PROTO、RTL ELECTRICなど、Hondaの様々なレースマシンも展示される。勝利を追求するホンダのDNAを肌で感じることができた。

もっとも興味が湧いたのが、EV参考出品車のCUV e:(ジャパンプレミア)だ。日本への導入が予定されている、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を2個搭載した原付二種クラスの電動二輪パーソナルコミューター。都市部での移動に最適な、環境に優しいコミューターとして期待される。

ハーレーダビッドソン

ハーレーダビッドソン ブースでは、日本仕様の 2025 年モデルを初公開のうえ展示した。モデル毎に味つけが異なる3タイプの Milwaukee-Eight® 117 パワートレイン(クラシック、カスタム、ハイ アウトプット。排気量はいずれも 1923cc)を搭載した新クルーザーモデル各種のほか、今年デビューを果たしたALL NEW モデルであるパン アメリカ 1250 ST とストリートグライド ウルトラを初披露。また、ハーレーダビッドソンのスタイルとデザインの最高峰であり、新たな仕上げとデザインのディテールで表現するカスタムビークルオペレーションズ(CVO™)2025 年モデルについても、各モデルを特別展示した。新たにエンジンとエキゾーストシステム全体にブラックアウト仕上げが施され、新たなチェッカーV タンクメダリオンも配された新デザインのスポーツスター S、“中免ハーレー”として日本で大人気の X350 に至るまで、“2025 年のハーレーダビッドソン”を十分体感できる、迫力のブースだった。

カワサキ

Kawasaki モデルでは、Ninja 1100SX SE(国内導入予定)、VERSYS 1100 SE(国内導入予定)、Z900 SE(国内導入予定)、Ninja 7 Hybrid、Ninja e-1、W800、W230、MEGURO K3、MEGURO S1、Z900RS、Z650RS、ELIMINATOR、KLX230 SHERPA、KLX230 S、KLX230SM、Ninja ZX-4RR KRT EDITIONが展示。また、bimota モデルでは、KB4RC(国内販売予定)、KB998 Rimini(国内販売予定)、Tesi H2 TERA(国内販売予定)が並べられた。

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