0-100km/hが2.8秒とメルセデスAMG史上最速の加速:新型AMG GTハイブリッド

見よ、メルセデスAMG史上最速の加速:新型AMG GTハイブリッド。63 S E Performanceの長ーい名前と短い0-100km/hタイム。


呼吸は正常ですか?よろしい。では、深呼吸してください。これは正式にはメルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンスと呼ばれるものだから。大いに賛同しよう。

しかし、AMG GTの長い長い名前は、公式にはAMGモデル、つまりAMGのどのモデルよりも加速が速いモデルでもある。というのも、0-100km/h加速がわずか2.8秒と、同じくロングネームの4ドアモデル、メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンスよりもコンマ1秒速いから。そう、ここでも大いに賛同しよう。

中国GPで公開された新型のレンジトップGTには、トラブルの多いW15の代わりに運用される可能性のあるMerc-AMGのF1チームが考えていた新型であることは間違いない。新しいGTは、AMGの非常に複雑なハイブリッドV8パワートレインが搭載されている。

つまり、おなじみの4.0リッター、ツインターボV型8気筒エンジンに電気モーターとバッテリーを組み合わせ、最高出力805bhp(4ドアの最高出力831bhpを下回る)、最大トルク1,419Nmを発生させるのだ。後者の2つのEユニットは、重量配分をよくするためにリアアクスルに搭載され、バッテリー自体は6.1kWhと小さいが、個別に冷却されるセルを備えている。

そういえば、非常にエキサイティングなeモーターには、独自の2速ギアボックスとリミテッドスリップデフが装備されている。発進時にはリアアクスルに200馬力を静かに供給し、後輪のスリップ量が増えたときにはメルセデスのAWDセットアップを介してフロントアクスルに供給する。これは非常に速い。

ゆっくり走れば、EV走行で最大12.9km走れるとAMGは見込んでいる。しかし、おそらくそうはならないだろう。というのも、このクルマはメルクのF1チームから得た戦略を使ってセッティングされているからだ。同じコーナーで一貫性がないということではなく、ドライバーに常に最大限のパワーを与えるのだ。

8つのモードがあるが、どれもお馴染みで、説明不要かもしれない。電動、バッテリーホールド、コンフォート、スリッピー、スポーツ、スポーツ+、レース、インディビジュアルの8つのモードがある。これらはすべて、パワートレインとギアボックス、ステアリング、ダンピング、そしてノイズさえも調整する。そしてどの設定でも、惰性走行からAMGの大型パフォーマンスブレーキを踏むまで、バッテリーを充電することができる。

アクティブ・ダンパーのセミアクティブ・ロールスタビライゼーションやアクティブ・リアステアリングなど、長い名前の新型GTには大量のAMG技術が投入されている。もちろんアクティブエアロもあり、アンダーボディに隠されたものと、リアには拡張可能なリアスポイラーのように隠されていないものがある。

新型GTの外観を見ると、新しい充電ポート、新しい溝付きツイン台形テールパイプ、たくさんの「Eパフォーマンス」バッジ、20インチアロイ、そして様々なトリムパッケージから選べるオプションがある。

AMGのボスであるミヒャエル シーベは、「ゼロ発進から100加速まで2.8秒。これほど速いAMGシリーズのモデルはありませんでした」と述べた。「GT 63 S E Performanceは、圧倒的なパフォーマンスと非常にダイナミックなドライビングエクスペリエンスを兼ね備えており、純粋に鳥肌が立つような感覚をもたらします」

また、長い名前とともに、それを繰り返し書き出さなきゃならない役割の人にとっては頭痛の種も兼ね備えている。しかし、見事なものでしょう?

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=海外の反応=
「AMG 63 Sってまさか4気筒じゃないよね?よかった、V8エンジン搭載みたい!」
「加速もテクノロジーも凄そうだけど、2トン超えてそうだな (S63 AMGクーペと同じかそれ以上)。それに色々複雑そうだし、保証切れた後のメンテ代も考えたくなくなりそう。快適でラグジュアリーなGTカーとしてはいいだろうけど、スポーツカーとしてはちょっと違う気もする」
↑「世界最大のトラックメーカーがいつ「真のスポーツカー」なんか作ったんだ?」
↑「いや、AMG GTR (Pro) / Sはれっきとしたスポーツカーだった。SLS AMGもそうだったろ?」
↑「マツダ ロードスターこそが真のスポーツカーだろ?」
「内装がちょっとごちゃごちゃしてるな」
「駆動方式はAWDかRWDどっち? 記事ではAWDって書いてるけど、エンジンとモーターがどう駆動系に組み込まれているのか説明がない。AMGの公式サイトにも載ってないし。ガソリン車は後輪駆動だけで、電気モーターは前後に2つ積載されてるのか? それとも昔からあるAWDに単体の電気モーターを追加しただけ?」
↑「おそらくAWDとエンジン/モーターシステムは4ドア版のメルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンスと同じだと思う。つまり、リアアクスルに電気モーターが搭載されていて、その上にバッテリーが載ってる。電気モーターは2速トランスミッションと電子制御リアデフを通して駆動力を伝える。AWDシステムは恐らく4MATIC+で、状況に応じてフロントアクスルには電気モーターとガソリンエンジンの両方から駆動力が伝えられるように仕組みになっているはず」
↑「必要に応じて4WDになるみたいだね。電気モーターの位置はVWのPHVに似てて、前輪にも後輪にも直結ではなくトランスミッションを介してるっぽい」
「俺のカローラだって30秒かからないで60マイル (約96km)到達するぞ!」
「ポルシェが今年ハイブリッドの992.2 ターボSを出す前に記事出しとく作戦か。そっちの方が速く100km/h到達しそうだ。現行の911だって十分速いのに」

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