第3世代の新型ポルシェ パナメーラが誕生 ステーションワゴン消滅は残念

第3世代の新型ポルシェ パナメーラが発売、日本でも受注開始。パナメーラは911に続いて外観をほとんど変えていないが、限りなくクールなスポーツツーリスモのステーションワゴンは死んだ。

これが本当に新しい第3世代のポルシェ パナメーラであることを約束する。ポルシェはG2からG3への移行にあたり、古典的なインクリメンタルデザインアプローチに回帰した(モデルコードファンが喜ぶといいのだが)。ただし、よく見るといくつかの微妙なスタイリングの違いがある。日本でも、パナメーラ (14,240,000円)と、パナメーラ4(14,790,000円)の予約受注が開始されている。どちらも8速PDK で右ハンドルのみだ。パナメーラターボEハイブリッドの価格および受注開始日は、決まり次第発表されるという。

フロントには、フロントナンバープレートの上にインレットが追加された新しいグリルがあり、アーチは911を模してより強調されている。リアも、フレームレスリアウインドウ、再設計されたライトバー、わずかに大きくなった黒いプラスチックエリアなど、少し911風に見える。

ポルシェはG3をパナメーラ4とミッドレンジのパナメーラターボEハイブリッドとともに発表しているが、冒頭に述べたように、ターボEハイブリッドについては、日本では詳細が決定していない。4には、最高出力353ps、最大トルク500Nmを発生する2.9リッターV6ツインターボが搭載され、ターボEハイブリッドには、4.0リッターV8ツインターボと25.9kWh(グロス)バッテリー、8速PDKギアボックスに統合された電気モーターが組み合わされる。総出力は?最高出力680ps、最大トルク930Nm。しかも、それが最高スペックになるわけでもないという。

従来のパナメーラと同様、ポルシェのパナメーラ・プロダクトライン責任者であるトーマス・フリームスが「かなり高い数値」になると語る、フル装備のターボS E-ハイブリッドが用意される。参考までに、旧型は690bhpだった。ドライバー向けには、ハイブリッドではないV8エンジンのGTS、V6ハイブリッド、そして「パナメーラ」と呼ばれるだけのベース仕様の後輪駆動V6も期待したい。しかし、今回は非ハイブリッドのターボSはなさそうだ。わかった?よかった。

さて、ここで、本当にビッグニュースがある。究極のファミリーカーである、パナメーラスポーツ ツーリスモはもうない。そう、新型パナメーラは、どれもエステートのシェイプでは入手することができないんだ。残念。

それでも、これらのPHEV 4ドアは、市街地走行では1回の充電で最大91kmを走行できる。これは、バッテリーが大きくなったことはもちろんだが、効率が向上したこと、エアロが改善されたこと、回生ブレーキが改善されたこと、転がり抵抗が減ったことなどのおかげである。私たちは、これは漸進的な進歩でしかないと言ったのだが。

とはいえ、ポルシェはパナメーラのサスペンションシステムを一新したと考えている。全車にエアサスペンションが装備されるが、(ここからオタク警報発令)標準セットアップには2つのエアチャンバーとツインバルブダンパーが追加され、伸側と圧側を独立して調整できるようになった。オプションのポルシェ アクティブライドシステムは、1つのエアチャンバーとツインバルブダンパーを48ボルトの電気油圧システムと組み合わせたもの。これにより、各ホイールを独立して制御することが可能になり、パナメーラは適切なパーティトリックを手に入れることになる。

これらのトリックには、静止状態でパナメーラを5.5cm持ち上げる「コンフォートアクセス」モード、スピードでパナメーラを落とすことができる「ダイナミックグラウンドクリアランス」、ターンへの傾きを可能にする「アクティブコーナリング」、アクティブサスペンションを使って加速中とブレーキング中に車をフラットに保つ「アクセル&ブレーキングコンフォート」などがある。シャシーエキスパートであるクリストフ ビットナーは、ポルシェで働くシャシーの専門家なので少し偏見があるかもしれないが、これは「現在の市場で入手可能な最高のシャシーシステム」だと言う。

インテリアについては、もうお分かりだろう。ポルシェは今月初め、パナメーラのスクリーンフェスタを披露することにした。この青い文字をクリックすると完全なダウンロードができるが、基本は12.6インチの曲面ドライバーディスプレイ、12.3インチのセンタータッチスクリーン、そしてオプションの10.9インチ助手席スクリーンだ。

ロングホイールベースのエグゼクティブ・バージョンは、この最新世代で中国市場向けに復活し、欧州ではパナメーラで初めて21インチのセンターロックホイールを指定できるようになる。約束しよう、これこそ、本当に新しいパナメーラなんだ。

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=海外の反応=
「なぜスポーツツーリスモがないんだ?」
↑「お粗末なセールス状況だったんでしょ。マニアしか食いつかなかったんだと思う」
↑「ポルシェはAutomotive News Europeの取材に対し、「Dセグメントの主要市場である中国と米国では、スポーツツーリスモの役割はわずかしかありません。そのためこのモデルのバリエーションは、新世代の発売とともに廃止することにしたのです」って答えてる。
つまり、いつもと同じ理由だ。売れなかったから」
↑「不思議なことに、私が見たこれらの新しい車のほとんどは、スポーツツーリスモの説得力があった。ヨーロッパはまたしても不利な立場に立たされたな。
まあ、けど、ヨーロッパが世界のすべてではないしね」
↑「タイカンが発売されて以来、パナメーラはほとんど見かけなくなった。しかし、私の国では自動車税にCO2要素があり、節税が嫌いな人はいないだろう。それに、ここでは電気代が安いから、電気自動車は安く走れるんだよ」

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