エリザベス二世女王の注文による最後のミュルザンヌが、ベントレー本社にご帰還

エリザベス二世女王の注文による最後のミュルザンヌが、ベントレー本社に戻ってきた。女王陛下仕様に仕上げられている。

ベントレーは、最後のミュルザンヌをヘリテージコレクションに加えた。そして、これは特別な一台である。なぜなら、故エリザベス2世女王陛下が、このエクステンデッドホイールベースの特注モデルのユニークなインテリアを依頼した顧客であり、新車価格は275,000ポンド(5,200万円)であったからだ。

2009年から2020年まで生産されたミュルザンヌの名前は、もちろん、ル マンサーキットの有名なストレートに由来する。ベントレーの537ps 6.75リッターV8を搭載し、「ファイナル30」シリーズの一環として、ベントレーのマリナー(Mulliner)部門は、故女王と協力して彼女のミュルザンヌを王室仕様にカスタマイズした。

その結果、このバーナートグリーンのエクステリアカラーの特注車が誕生した。ボディワークにはクロームのブライトワークがアクセントとして施され、象徴的なフライングBと輝く21インチのクロームホイールは、ここ数年、手つかずのコンディションが保たれていたようだ。エクステリアはトワインとカンブリアハイドのインテリアと組み合わされ、もちろん毛足の深いパイルのラムズウールカーペットが敷かれている。今も昔と変わらず、完璧な状態だ。

非常にクールなコントロールパネルには、ブルーのパトライト、サイレン、拡声器も設置され、ギアレバーの後ろにあるウォールナット仕上げのドアの下に目立たないように専用のスイッチパネルが隠されている。このようなカスタム機能が搭載されたことがあっただろうか?

その他にも、常に持ち歩かれるハンドバッグ用の特注収納スペース(お見事です、女王陛下)、王室紋章入りの時代を超越したバーウォールナットの突き板、リアのプライバシーカーテンなど、明らかに王室仕様である。EWBには電子式レッグレストと豪華な折りたたみテーブルも付いている。ポーカーフェイスを鍛えるゲームに最適な環境だろう。

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ベントレーによると、このV8の王室御用達カーは、2010年モデルのミュルザンヌと2019年モデルのミュルザンヌ スピードとともにベントレー本社に保管される。ブランドはまた、「(その)104年の伝統を共に説明し、表現する車ファミリーを完全に再構築する3カ年計画」の一環として、現在45台の保有車両を拡大するミッションに取り組んできたという。

ミュルザンヌの歴史

2009年にペブルビーチで発表されたミュルザンヌは、ベントレーの6.75リッターV8エンジン、新しいシャシー、新しいエクステリアとインテリアデザインを搭載し、ゼロから開発された。

2016年、ジュネーブモーターショーで発表された新型ミュルザンヌは、シート、ドアトリム、アームレスト、ナビゲーションテクノロジー、新型インフォテインメントシステムなど、インテリアのデザインを一新し、ラグジュアリーの水準をさらに高め、フロントエンドも、新しいグリル、ライト、新しいボンネットでアップグレードされた。

2016年、ベントレーは新型ミュルザンヌと同時に、ミュルザンヌ エクステンデッド ホイールベースも発表された。ミュルザンヌのホイールベースを250mm延長することで、後部座席の乗員にクラス最高のラグジュアリー体験を提供し、装飾が施された折りたたみ式ピクニックテーブル、センターコンソール、電子式レッグレスト、プライバシーカーテンを設置するスペースを確保した。

2020年にミュルザンヌに別れを告げるべく、最後の30台の「6.75エディション バイ マリナー」が製造された。その名前はミュルザンヌの伝説的な6.75リッターエンジンに由来したものだ。

ミュルザンヌは10年以上にわたって生産され、7,300台がクルーにあるベントレーの工場で1台1台手作りされた。

ベントレーヘリテージ・コレクション

現在、ベントレーのヘリテージ・コレクションは、世界最古のベントレー(1919年製3リッターEXP2)から2021年製コンチネンタルGTスピードまで45台で構成されており、ベントレーの104年の歴史の各年代を代表する、これまでに製造された中で最も素晴らしいモデルの数々が展示されている。3台のスピード8、両世代のコンチネンタルGT3、パイクスピークや氷上最速記録を達成したモデルを含む8台のモータースポーツや記録達成に貢献した車両を中心に、同時期のベントレーモデルレンジの進化を37台の登録車、公道走行可能な車両で表現している。

ヘリテージ・コレクションの全車両は、英国クルーにあるカーボンニュートラルなベントレーのドリームファクトリーでメンテナンスされ、展示されている。お客様、VIP、メディア関係者、ベントレーの社員は皆、ファクトリーツアーの一環として、コレクションを通してベントレーの歴史をご覧いただける。

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