米国EVメーカーフィスカーのローニンは、1,000hp以上で5,580万円

アメリカのEVメーカーが作るフィスカー ローニンの価格は385,000ドル(5,580万円)、最高出力は1,000bhp以上。このスーパーGTコンバーチブルの航続距離は965kmと主張、2025年デビュー予定。

フィスカーは、ローニン「スーパーGTコンバーチブル」の詳細を明らかにした。どうやら、万能すぎて、唯一欠けているのは、洗濯物をたたむ能力らしい。

フィスカーは、創業者ヘンリク フィスカーのアメリカの電気自動車メーカーで、正式名称はFisker Inc.(フィスカー・インコーポレイティッド)。2007年にFisker Automotiveとして自動車会社を創業したが、Karmaという車種のリチウムイオン電池リコールが原因で2014年に経営破綻。その後、2016年にFisker Inc.として再起業した。

この次期電気自動車は、パワー、スピード、航続距離ともに全能であり、そして考えうるすべてのボディスタイルを持っていると主張しているからだ。また、385,000ドル(5,580万円)という高額な価格も魅力である。

その多額の出費で手に入るのは、「市場のハイエンドに卓越したユーティリティ」をもたらすために設計された5人乗りのGTカーであり、「多数の有名パフォーマンスメーカー」から流入するSUVへの反撃である。もちろんご存知のように、フィスカーは最近、オーシャンと呼ばれる独自のSUVを発表したけれども。

いずれにせよ、ローニン(そう、名作映画にちなんで名付けられた)は、リアバタフライドア、電動式フロントドア、そしてカーボンファイバー製ハードトップを取り外すことでコンバーチブルに変身する機能を備えているらしい。ハードトップはトランクに収納され、フロントにはさらにスペースが確保されるという。

フィスカーによれば、Roninは1994年にアウディがA8で採用したようなアルミニウム製スペースフレームにバッテリーセルを内蔵し、パワーは1,000bhp以上、航続距離は600マイル(965km)を目指すという。バッテリーやモーター技術については不明だが、フィスカーによれば、ローニンは23インチのホイールを履き、内部にはリサイクル素材や持続可能な素材を採用し、17.1インチの高解像度スクリーンを搭載する。

0-97km/hは2秒以内で、最高速度は274km/hと謳われており、ローニンは「現在市場に出回っているどんなスーパーカーにも匹敵するか、上回ることができる」らしい。どのような指標によるのかは不明だが、パンチの効いた冒頭の文だ。

ヘンリック フィスカーは、「我々の目標は、21世紀向けにアップデートされたクラシックなグランドツーリングカーを作ることであり、1回の充電でロサンゼルスからナパバレーまで走ったり、バッテリー容量を気にすることなくアウトバーンを安定した高速で走ったりしたい顧客のために設計された」と語った。

もちろん、私たちは何年も前から4ドアのフィスカーGTやスポーツカーを待ち望んでいた。だが、アトランティック、フォース1、サーフ、エモーションのようなクルマは実現せず、何年も前から予告されていたオーシャンもようやく納車が始まったばかり。今後に注目だ。

航続距離700km超のEV、フィスカー オーシャン第1号が納車

EVメーカー「フィスカー」が2024年に登場させるもう一台、PEARは390万円以下の見通し

映画「RONIN」のカーチェイスシーンにちなんだコードネームのフィスカー プロジェクト ローニン




=海外の反応=
「まるでファイナルファンタジーの世界」
「正直、これがテスラ ロードスターより先に出たら面白い」
「ローニン。4人乗りの名前にしては、バカっぽくない?ルーフのメカニズムがどう動くのか見てみたいけど…あくまで「コンセプト」だからね」
「5,580万円? あなたはバカですというライフスタイルの表明のために、そんな大金を?」
「プロポーションがRX-8っぽい」
「このようなギミックがあると、ホイールの重さも1トンになるに違いない」
「そのうち、トップギアの’世紀の大失敗’に登場する予感」

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