映画「RONIN」のカーチェイスシーンにちなんだコードネームのフィスカー プロジェクト ローニン

映画「RONIN」は、基本的にはワールドクラスのカーチェイスシーンを拡大したもので、映画として成立させるために、特殊部隊員やブリーフケースに関するくだらない話が付け加えられたものである。なら、EVを作っているヘンリック フィスカーの新製品を紹介する格好のスタート地点じゃないか。

「プロジェクト ローニン」は、フィスカー オートモーティブの第3のクルマ(SUVのオーシャン、シティカーのピアに続く)であり、フランケンハイマー監督の1998年の傑作「RONIN」にちなんだコードネームがつけられている。完全な電気自動車の4ドアオープンカーで、大人4人とその荷物のための「長距離ドライブ」を念頭に置いて作られている。

実際、フィスカーは「プロジェクト ローニン」の登場時に、市販電気自動車の中で最長の航続距離となる660マイル(1,062km/WLTP)の航続距離を実現したいと考えている。3基の電気モーターを搭載した全輪駆動システムにより、0-97km/hは「2秒に近い」速さだ。

フィスカーはトップギアに、「4ドアの市販コンバーチブルは、市場には他にありません」と語ってくれた。「Bピラーの欠如を補うために、側面衝突に耐えられる独自の革新的で強力な下部ロッカー構造が必要なのです」

フィスカーは、「プロジェクト ローニン」を高級内燃機関カブリオ市場に向け、「15万ドル(2,000万円)以上」のセグメントの大部分を獲得していくことを目論んでいる。

このクルマの開発は、「最先端の軽量素材を使用すること」を条件に、昨年からスタートした。また、パフォーマンスと「全体的なドライビングエクスペリエンス」にも特別な焦点が当てられている。

アクティブな空力技術や、車体構造にパッケージされた「革新的な」バッテリー設計が採用されると聞いている。新しい電気自動車にふさわしく、インテリアはビーガンフレンドリーで、ドアは「ユニーク」で、よりスムーズな乗降性を提供する予定だ。

来年には完成し、2024年には最終的な生産車が完成する予定だ。これは、535と406、そして450 SELのバトルシーンでパリの街角でぶつかり合うのをもう一度見直してみるのには、十分な時間があるな…。


=海外の反応=
「フィスカーは、アメリカの三輪自動車メーカー、エリオの領域に危険なほど近づいている。約束はたくさんしてるけど、納品はないっていう」
↑「車を作るには時間がかかるからな」
↑「エリオっていう言葉、久々に聞いた」
↑「ってか、車作るのに時間かかるってことをディスってるの?だったら、そんなの馬鹿げてる。フィスカーがマグナ シュタイヤーを選んだのは素晴らしい選択だ。マグナ シュタイヤーがメルセデスやBMWのために作っている車は、それらのブランドから最高品質の車として評価されているのだから、明らかに車の作り方を知っているってこと」
「親愛なる自動車業界のみなさま、これ以上フィスカーの近況アップデートを停止することができますか?まだフィスカー カルマを1台しか見たことがないんだから…」
↑「誰も見たことのないテスラが何台あるか、考えてみようよ。そのうちのいくつかは、今後も目にすることはないだろう」
↑「だから何?フィスカーはカルマで運が悪かった。バッテリーのサプライヤーが死んだり、カトリーナが販売用に流通させようとしていた車の大部分を破壊したりしたせいもある。その上、会社の資金が意味もなく政治的な問題に発展し、米国に工場を完成させるための資金が消えてしまったのだ。フィスカー オートモーティブがこれからやろうとしていること、そしてそのプロジェクトに関わる人たちを、偏見のない目で見れば、何か素晴らしいものが見えてくるはずだ。オーシャンは、素晴らしいものになりつつある。自動車ニュースをよく見てみると、評判の良い自動車関係者がよくチェックしてて、何が来るのか気に入っていることがわかる」
↑「残念ながら彼は一理ある。その苦悩の裏にある不幸な物語に関わらず、問題の真実は、フィスカー オートモーティブはまだ大量生産された自動車を1台も生産していないということだ。大量生産できるクルマができるまでは、プロトタイプと夢しかない。しかし、フィスカーのようにプロトタイプしか作れないEVは、世界初じゃない。
確かにプロトタイプを作るのは簡単ではないけれど、1台の車と10台の車は別物だ。ましてや1,000台以上作らなければならないのであれば、なおのこと」
↑「テスラの最初の車は、ロータスがイギリスで設計・製造したものだ。彼らは最初、車の作り方すら知らなかったようだし。また、社内に技術を持っていたわけでもない」
↑「確かに、でもテスラは最終的に何かを作った。フィスカーはまだその時点にすら達していない」
↑「でも、それは実現しそう。2月、マグナ シュタイヤーは55台の初期試験生産を行った。フィスカーオーシャンをヨーロッパで製造する会社だ。MSはフィスカーの6%の株を保有しており、BMWやメルセデスの車も作っている。本格的な生産は11月中旬からで、現在45,000台以上の予約が入っている。また、フィスカーはFoxconnと提携し、米国(とおそらくアジア)での生産を開始する予定にもなっている。フィスカー社は、生産、販売、サービスなどを開始するための資金として、10億ドル以上を手にしている」

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