どこが変わった?ポルシェが「クレスト」エンブレムを一新し、新型パナメーラから装着

2014年以来の初更新

これは新しいポルシェの紋章だ。もしあなたがドイツのスポーツカーのバッジについての知識があまりないのであれば、少し説明が必要かもしれない。これは…だいぶ、エキサイティングなことなのだ。

クレストの上部は広がり、下部は狭くなっている。ポルシェは、これによって全体が「よりダイナミックに」「よりシャープに」なると考えている。新しいデザインの外側にはわずかに広い面取りが施され、背景は全体的に滑らかになっている(新しいハニカム構造を持つ赤いストライプを除いては、だが)。

トップには新しいポルシェの文字があり、シュトゥットガルトの文字は、新しいスタイルの馬の上に黒で描かれている。ツノもスリムになり、3本のツノの間にスペースができた。そして、全体的に新しい色合いのゴールドが採用され、光の加減によってはローズゴールドのようにも見える。

「すべてが違うが、一貫性はある」というのが、ポルシェ自身がこの変化を表現している言葉だ。決して急進的なものではないってことだよね?

それでも、2014年に最後に更新されたクレストを置き換えるために、スタイルポルシェチームは3年のデザイン期間を要したのだ。実際、ポルシェは10年おきくらいにリフレッシュするのが好きで、フランツ クサベル ライムシュピースが描き、1952年に初めて使用されたクレストは、1954年、1963年、1973年、1994年、2008年にも変更されている。

「ポルシェブランドの成功の鍵は、デザイン言語であれ、デザイン原則であれ、継続的に調整し、修正する必要があることを理解していることです」と、スタイルポルシェ副社長のミハエル マウアーは述べている。

「そしてそれはクレストについても同じです。新しい911のデザイン承認を得るのは時に興味深いプロセスですが、クレストをめぐる議論はさらに集中的に行われることが想像できるのです」

そしてポルシェは、多くのメーカーがデジタルの世界で旧来のロゴを避け、バッジとして機能するスタイリッシュなテキストに置き換えていることをよく知っている。しかし、ここでは違うのだ。マウアーは言う。「紋章を持つブランドは、もはやそれほど多くはないのです。でも、私たちはこれを信じています。私たちにとって重要なシンボルであり、私たちのブランドにとって正しいことであり、私たちのアイデンティティを支えているものだと確信しています」

新しい紋章が最初に描かれるのは、今年末に登場する新型パナメーラだ。他のモデルも順次発売される予定になっている。また、ポルシェ クラシックで以前のクレストを購入することも可能だ。

=海外の反応=
「全工程で3年の設計期間を要したのですか?いやはや、私なら当日の午後にはできそうだけど。だからポルシェのホイールセンターバッジは白黒が標準で、カラーにするには2万円追加で払わなければならないんだろうね」
↑「午後は無理だろう?車好きの心をくすぐることなく、またBMWが正しいと思わせることなく、企画立案、コンセプト、スケッチ、そして根本的に新しいロゴを考えてほしいという要求が多いのだから。紋章のすべての違いをよく見てほしい。目のあるスタリオン、シュトゥットガルトの名前、そして赤いストライプの六角形のパターンに注目してほしい。これは間違いなくクレストの進化であり、ポルシェはこれを一から開発するブランドアイデンティティの一部であるとさえ言っている」
「なぜ、多くのプレステージブランドは、エンブレムのデザインに馬を使うのだろうか。ポルシェの "プファード "は、フェラーリの "カヴァリーノ "と比べると、どこか不器用な感じがする。
しかし、フェラーリというブランドがまだあまり知られていなかった50年代初頭、エンツォ自身がスペイン人の分身となって、フェラーリの直接のライバルとなる、最も美しく、技術的に進歩したスポーツカー、ペガソZ 102を作ったことを誰が覚えているであろうか。ペガソは古代ギリシャで有名な翼のある馬で、エンブレムには乗馬のアカデミックな流派の中で最も難しい練習である「クルーペード」をしている姿が描かれている。
ポルシェやフェラーリならまだしも、ペガソZ102はとっくに忘れ去られている」
↑「シュトゥットガルトの紋章からだが、そこでも同じように得体の知れない感じはするかな」
↑「新しい馬のデザインは、古いものよりずっと、ずっと良いということ」
↑「プレステージブランドで馬をエンブレムの一部に使っているところは多いのだろううか?
少なくとも車の世界では、フェラーリ、ポルシェ、フォード マスタングの3つしか思いつかない」
↑「フォード ブロンコもそうだが、それにしても車のロゴには動物(あるいは動物の一部)が非常に多い。ホールデン、プジョー、ラム、ボクスホール、ベントレー(翼)、ランボルギーニ、スカニア、その他もろもろ」
「バッジにこれだけ気を使う会社が、ボアスコアに悩まされないエンジンを作れないとは驚きだ。ポルシェは昨年、英国で販売された最も信頼性の低い車としてローバーを首位から陥落させたばかり。フラット6のボアスコアの問題は別として、ポルシェは、古いVWの部品を使い、古いVWの電子機器を使った車をたくさん売り始めたので、他の多くの問題を受け継いでしまった」

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