アメリカ人しか入手できないXVのグローバルネーム
スバルがクロストレック ワイルダネスと呼ぶこの小さな塊は、SUV兼ワゴンのクロストレックのオフロード仕様で、頑丈に作られている。そして、アメリカ人でない限り、手に入れることはできないのだ。
すでにスバル クロストレックって何だろうと思っている方、もう迷うことはない。これはXVの新しいグローバルネームで、基本的にはスバル アウトバックの小型版だ。XVは、トルクの増強が最も必要なクルマの候補にもなっている。しかし、それはXVのユーザー層からすれば、少し論点がずれているかもしれない。
さて、そのワイルダネスバッジだが。スバルは、かつてジープがTrail Ratedバッジを付けたように、明らかにWildernessをネームプレートにしようとしている。アメリカではすでにアウトバックとフォレスターにワイルダネスバッジが装着されており、標準仕様にオーバーランディング志向を取り入れたモデルとなっている。
クロスフィットの場合、地上高は240mm(標準車より20mmアップ)、トランスミッションクーラーの追加により、牽引力は2倍の1,500kg以上となる。また、車高の向上により、最大アプローチ角、最大デパーチャー角、最大ブレークオーバー角のすべてが標準のクリス クロスより大きくなっている。アプローチは18度から20度へ、デパーチャーは30度から33度へ、ブレークオーバーは標準車の19.7度から21.1度へアップしている。スバルがこのことに言及したことで、今後の方向性が見えてきたと思う。
メカニカルな面も同様で、デフが変更され、ファイナルドライブ比が3.7から4.111に引き上げられたことで、ホイールトルクが増加し(ギアリングによる乗算のため)、低速走行が容易になった。その分、公称193km/hの最高速度は犠牲になるのだが、非常にマイルドなパワーを持つスバルのエステートで最高速を狙う人はほぼいないだろうから、問題なさそうだ。
技術的には、クルージングの燃費が少し悪くなるはずだ。しかし、CVTギアボックスの巡航比は0.513と小さく、113km/h巡航時のトータルドライブ比の差は177rpmとわずかだ。そうだ、計算したんだよ。思い出しただけで大変だった。
CVTは、より深く…つまり「ファーストギア」のために改良されたようで、少なくともオーバーランディングのセットにとっては、より良いニュースだ。現行の「クロスマイハート」の3.601から、4.066にアップしている。つまり、ワイルダネスのドライバーは、アクセルで16秒台後半のトルク増を得ることができるというわけ。クロスパーパスの17インチホイールと225/60ヨコハマジオランダーG015(マッド&スノー用A/Tタイヤ)を介して送られるトルクは、オールテレインの高いグリップと遅いホイールスピードに変換されるはずだ。それでもまだトラクション(またはスキル)のレベルを超えているのであれば、スバルはマッド、スノー、ヒルディセントモードを搭載している。
CVTギアボックスは、エンジンのピークトルクを維持するため、オーバーランディングに役立ちそうだ。さらに、「Where the Wild Things Are」に標準装備されているトランスミッションクーラーと組み合わせることで、次のトレッキングに出かけるには、かなり有能な小物であることがわかるはずである。
=海外の反応=
「スバルがCrosstrekという名前がXVよりもかっこいいと気づいて戻したのはさすがだな、俺はずっとcrosstrekって呼び続けてるよw」
「なんかよくわかんないけど、この車の見た目めっちゃ好きだわ。泥まみれにして自転車2台積んでみたいな」
「昔のシンプルなレガシー SWはマニュアルでエクストラローギアがあったんだよ。だからCVTはいらないからどっか行ってくれ」