日産がマックスアウトEVコンセプトカーを実車化、軽量化とパフォーマンス満載のコンバーチブル電気自動車



2021年11月に初めて発表された日産のコンセプトカーファミリーは、非常にユニークなスタイルの3台のクルマに付けられた、ぞっとするような名前のトリプレットを披露した。そのうちの1台が今、現実に移行している。見よ、実際の物理的なコンセプトカー、Max-Out(マックスアウト)だ。で、日本に住んでいるなら、日産グローバル本社ギャラリーにて2月4日(土)から3月1日(水)までの期間、このマックスアウトが見られるという。いいなー。

じつは、このmax-outって、「限界に達する」という意味ではあるから、そのつもりでつけたんだろうけど、実際、クレジットカードの上限に達したとか、体がクタクタに疲れたとか、そういうときに使うんで、ちょっとネガティブなイメージもある。しかし、その名前以外では、将来の電気自動車にダイナミズムと「印象的な」美学を与えようとする日産の試みに興味をそそられる。後者については、私たちはよくやったと思ってる。

これは言うまでもなくコンバーチブル型の電気自動車のコンセプトで、2021年の発表時にはデュアル電気モーター(1つは前車軸、もう1つは後車軸)と次世代固体バッテリーを組み込んだ次世代「スケートボード型」シャシー構造を持つことが想定されている。そう、まだまだ先の話なのだ。

また、日産のe-4ORCE(全輪駆動)とProPILOT(自動運転)技術の進化版も予見されている。もちろんどちらも現在の日産のラインアップに存在するもので、マックスアウトはその開発を加速させたコンセプトカーなのである。

日産は、マックスアウトが「超軽量」であること、2シーターであることから「開放感」と「ダイナミックなドライビング体験の向上」を約束している。その印象的なボディシェルは、少なくとも私たちの目には70年代のコンセプトカーの精神を呼び起こすシルエットと映ったけれど。

インテリアも同様で、ユニークなスタイルのシートと巨大なセンターディスプレイを備え、トロン一色に染まっている。さらに、「ステアリングホイール」さえも、軽々しく言ってしまえば、まるでビデオゲームのコントローラーのようだ。

なぜ「軽々しく」なのかと言うと、このコンセプトは、日本で開催される「Nissan Futures」ショーケースに展示される静的なサンプルに過ぎないから。あとは、静的な展示から実際の生産車へと移行するのみだ。






=海外の反応=
「れはとても…70年代、80年代のマトリックスグリッドだ。でも、これが生産される可能性は、低いと思う。
‘日産は、マックス・アウトが「超軽量」になると約束した。’
私はEVが好きだが、この発言には無理がある。車両を軽くする方法がない限り。今の電池の化学的性質ではどうしようもないだろう。もうひとつ考えられるのは、EVモータースポーツの分野が、パターン化しつつあること。モーター車で、片方のモーターを推進用に、もう片方を回生用にほぼ独占的に使用することだ。ポルシェは、ミッション R/GT4 E-パフォーマンスでこのアイデアを試しているし、フォーミュラEの第3世代マシンはまさにそれを実践している。問題は、軽量化によってどれだけ節約できるかということだが、その可能性はあまりないと思う。
デザインについて。これがどんなものであれ、生産が開始されるときには、私を呼んでほしい。このような、何も生み出さず、実車化されないコンセプトにはうんざりしている」
「本当に美しい」
「*ため息*」
「この機体はカッコイイね!(製品化されないであろう奇妙な渦のモチーフを除けば)でも、急激に下がったノーズはどうだろう?」
「"超軽量"って…笑)これでも1500kg以上ということだろう」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2023/02/56944/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ