【トップギア試乗】アストンマーティン V12 ヴァンテージ:狂気漂うV12の咆哮

購入

どのくらい払えばいい?
率直に言って、このV12ヴァンテージは買えないよ。だって全333台がもう売れちゃってるんだ、それも誰も運転しないうちにね。おそらく、アストンマーティンに電動化時代が到来する前の最後のマシンだってのを知ってる人たちが買ったんだろう。ある種の憶測を呼ぶことは間違いなく、27万ポンド(4,400万円)という価格は、小心者や金欠の人向けのクルマとしては向かない。

通常のV8ヴァンテージが12万ポンド(1,950万円)以下で、ラブリーなF1エディションが142,000ポンド(2,320万円)で手に入るんだ。それでも12気筒を正当化するには、V12エンジンノイズを本気で欲してなきゃ(それかコレクター、あるいは相当のマニアか)。

そうそう、アストンマーティンのウェブサイトにあるコンフィギュレーターは超楽しいよ。さりげないのからサイコチックなやつまで、思いもつかなかった色やトリムの組み合わせに出会える。それも、ビスポークの「Q部門」にオーダーする前の段階に。カーボンパックやいろんなステアリングを試してみるのもいいね。予算は相当吊り上がっちゃうんだけど、30万ポンド(4,800万円)のヴァンテージを買うんだから、それほど心配することはないと思われる。

トップギアが作ってみたのは、ブロンズパーツと少々のカーボンをあしらったリアウイングがないソリッドグリーン仕様で、ちょっぴり厳かな見た目をしてる。また、スペックの海に紛れ込んでいるんじゃないかとマニュアルオプション(より遅く、より使いにくい)を熱心に探したけれど、残念ながら見つからなかった。

そんなことができたら前提の話なんだけど、高額リースにすればそれなりの金額が月額でかかってくる。多分だけど、独自の保険グループを作るんじゃない?だってきっと最初のオーナーが決まってから1週間もしないうちに、50万ポンド(8,010万円)くらいで買いたいっていうカップルが見つかるかもしれない。

スコア:7/10

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/07/48482/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ