【トップギア試乗】アストンマーティン V12 ヴァンテージ:狂気漂うV12の咆哮

インテリア

インテリアはどんな感じ?
中は少し寄せ集めの感じかな。オプションのサポートパッド入りのカーボンバケットは、速度に関係なく驚くほどに快適で、運転席に座るとレースの感覚が伝わってくる。正直なところ、とっ散らかったセンターコンソールは、これだけの値段がするクルマが許容できる範囲ではない。

ダッシュ中央には小さなスクリーンがあり、孤立していて、ほとんど統合されていない。そのままセンターコンソールへ目線を下に移すと、ボタンが乱立している。真ん中に山形に配置されてるギアボックスのボタンは、ガラス製の大きいスタートボタンを中心に、左右に「P(パーク)」「R(リバース)」「N(ニュートラル)」「D(ドライブ)」があり、わかりやすくはなっている。だが、その後は曖昧なロジックに陥っているようで、イライラさせられるのだ。

結局は、一切の疑問を捨ててすべてを受け入れる以外に方法がないってわけか。機能が追加されるたびに統一感が失われてて、ボタンの数も例に漏れてない。これでは、まるでデザインがビジーになることを想定していないようで、魅力が半減してしまう。

でも、これだけ複雑でメカメカしいと、ある種印象的なのだが、人間工学的に見ると実用的とは言えない。シフトボタンの山の真ん中の空き地についてる「V12」のバッジは、フロントウイングから剥がされてきたみたい。メルセデスに由来するコントロールパッドとステアリングホイールも、若干周りから浮いてる感じがする。機能的には全く問題ないんだけどね、なんかすごい古臭いんだ。よくできてるとは思うよ、けどもっと大胆なデザインとか目を見張るようなものがなくて、発想の転換が必要なんじゃないだろうか?

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