ポルシェ RSスパイダーのDNAを受け継いだ963 ルマンプロトタイプがWEC、IMSAに向けて準備中




ル・マン24時間レースでポルシェは19回優勝しており、アウディ(13回)、フェラーリ(9回)を大きく引き離しているという事実は、最初に言っておかなきゃならない義務に近いものがある。

そして、そのマジックナンバー20を狙うマシンがこれ。ポルシェ 963 LMDhのプロトタイプで、テスト走行の準備が整っている。相当たくさんのテストが必要だろう。

2023年のレースデビューが決まっているが、ポルシェは今年末のWEC最終戦バーレーンで、このハイブリッドプロトタイプの「ノンコンペティティブドレスリハーサル」を行う予定だからである。「ノンコンペティティブ」ねぇ。「ポルシェ」が。そうか。

技術的な詳細は、670bhp(500kW)の出力と、マルチマティック社製のシャシーのみが発表されている。もちろん、エンジンはポルシェ独自の4.6リッター、ツインターボV8で、驚異的な918 スパイダー(あの傑作を覚えてる?)をベースにしており、90年代のレーシングカー、RS スパイダーとDNAを共有しているのだ。いい遺伝子を受け継いでいるよね。また、そのサウンドも素晴らしいものだ。

パワートレインのハイブリッドエレメントは、ボッシュ、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング、エクストラックの提供によるものだ。

ポルシェは、「1980年代に活躍した956と962のクラシックカーに由来する」と語っている。918のV8以外に、もうひとつ小さなロードカーとのつながりがそこにある。992型ポルシェ911のそれを反映した、リアに連続する照明のストリップだ。

フェラーリ、50年ぶりにル マンで完全優勝を目指す新型ハイパーカーを発表(真っ暗すぎてよくわかんないけど)

WECとIMSA(新しいレギュレーションによる)の両方に向けて準備中で、デイトナ24時間レース、セブリング12時間レース、そしてもちろんル・マンに参戦することになる。チーム・ペンスキーとのコラボレーションにより、4台の963が準備され、2022年前半にすでに約7,889kmが走行済みだ。

ポルシェ モータースポーツ担当副社長のトーマス ラウデンバッハは、「私たちの新しいポルシェ963は、917、935、956、962、919といった伝説のモデルのレガシーを引き継ぐはずです」と述べている。「テクノロジーに関しては十分な位置づけにあると確信していますし、多くのメーカーと異なるコンセプトによる、スリリングな競争において勝利するためのチーム体制も構築しています」と述べている。


=海外の反応=
「これってAWD?」
「ちょっとびっくり。4.6LのV8ツインターボを使う必要性があったのだろうか?プジョーは2.6LのターボV6を使用。トヨタは3.5LのV6を採用している。確かにハイパーカーの重量制限はLMP1hの919より165kgほど多いのだが、もっと軽いエンジンの方がはるかに理想的だと思わずにはいられない。ルールでは、ダウンフォースとドラッグの比率は4:1を超えてはならず、タイヤは標準化され、重量は全車共通だ。小型軽量化されたエンジンは、バラスト重量を車の最下部と中央に配置することができ、敏捷性とコーナリングスピードを向上させることができるのだ。919に搭載された2.0ターボV4は徹底的にテストされ、無制限で750hpを発揮することができた。信頼性に不安があったのだろう」
↑「トヨタが4.0L V8ツインターボに切り替えるという話もある」
↑「キャデラックは5.5V8を使用しているので、特にBoPではエンジンが大きな懸念材料になるとは思えない」
「来年のルマンは、新旧チャンピオンのクールなバトルが見れそうだね。トヨタに注目!」
↑「…あと、キャデラック。次のレースが楽しみだ。面白いことになるはず」

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