10/10を取ったフェラーリ 296 GTBに、夏バージョンのGTSが登場

ミケランジェロのダビデ像にサングラスをかけるようなものではないが、フェラーリはこの夏、自らの芸術的傑作である296 GTBの夏バージョンを用意したのである。さあ、太陽の恵みを受けたフェラーリ 296 GTSへようこそ。

すでにおなじみ、296の部分だが、2.9リッター・エンジン、6気筒のVeeコンフィギュレーションは、率直に言って見事なものだ。フェラーリ初の量産型V6エンジンで、シリンダーバンクの「ホットヴィー」に2基のターボチャージャーがゆったりと収まっているのが特徴である。

GTS?グランツーリスモ スパイダーの頭文字を取ったこちらの296には、2ピースのリトラクタブル・ハードトップ(RHT)が装備され、「エンジンベイの放熱特性と全体のデザインのバランス」を保つため、エンジン前部にすっきりと平らに折り畳まれている。ルーフアップにすると、GTBとGTSの違いを見分けるのは難しいだろう。ルーフダウン?新しいV6を楽しむには、それが一番だ。

ピッコロ(小さな)V12のハーモニクスを最大限に引き出すために、フェラーリは「ホットチューブ」を作り直した。これは、ルーフアップでもダウンでも、V6のノイズをキャビンに流すシステムである。「これはGTSのために再設計されたものです。ルーフを下げると、コックピットとシングルテールパイプエキゾーストが発するサウンドが、完全に遮られることなくダイレクトにつながるのです」と伝えられた。

そのエンジンもまた、多くの楽しみを与えてくれる。最高出力830ps、電気モーター1基、8速デュアルクラッチギアボックス、後輪駆動、0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速7.6秒、最高速度330km/hという内容はGTBと同じ。いずれも十分なスペックといえるだろう。フェラーリはフィオラノを1分21秒8で走破するというが、これはGTBよりコンマ8秒遅い。

しかし、GTBより70kg重く(「オプションの軽量化コンテンツ」を装着した場合)、GTBは1,470kg、このGTSは1,540kgである。フェラーリはGTSのねじれ剛性と曲げ剛性を高めるために、AピラーとBピラー、そしてシルに手を入れた。「これまでのスパイダー用アプリケーション」と比較すると、GTSはこの2つの指標をそれぞれ50パーセント、8パーセント上回っている。

もちろん、数字だけじゃない。GTBの美しいラインはGTSでも踏襲されているが、デザインのボスであるフラビオ マンゾーニとそのチームは、最近のスパイダーとは一線を画す新しいトノカバーを作り上げた。エンジンカバーを縁取るように対照的なエクステンションが施され、ピュアな雰囲気を醸し出している。

内部も同様だ。エアロフラップがリアトリムに追加され、ルーフを下ろしたときの衝撃を軽減している。また、シートはこのクルマ独自のデザインとなっており、それ以外はGTBと同じである。

GTSのタイヤをサーキットで焼くことに興味がある方は、アセット・フィオラノ・パック(下記)をご選択あれ。マルチマチック・ショックアブソーバー、カーボンファイバー製フロントバンパー(ダウンフォースを10kg増加)、軽量素材、250ル・マンのカラーリングがオプションとして追加される。そして、ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2Rが装着される。

この「傑作」についてもう少し知りたければ、フェラーリ 296 GTBが10/10のクルマである理由を、ご確認いただきたい。



=海外の反応=
「ファッションモデルのウィニー ハーロウみたいな雰囲気。このクルマ、LOVE」
「296をドラッグクイーンのように見せることができるとは知らなかった。でも、このブルーは素晴らしい」
「ルーフダウンがよりきれいに見える」
「'リトラクタブルハードトップ'の2つの部品を、「アルフレスコ(伊:屋外で)」ドライブのためにルーフを開いたときに、何らかの方法で乗員の頭蓋骨の周りに引き寄せられなければならないことは理解している。しかし、この2つの部品が、折りたたんだときにどのようにきれいに消えるのかがわからない。写真で見てもわからない…。どなたか、このシステムの映画的な説明をお願いしたい。パネルがどこに行くのか?そして、どのようにそこに行くのだろうか?私にとっては、純粋なマジックだ」
↑「一枚だけ写真を見つけたよ。リアデッキは背面にヒンジがあり、持ち上がって、ルーフは背面を軸に180度回転し、リアデッキが降りてくるとその下に消えるような感じみたい」
「いやー、美しい」

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