日産の最新コンセプトカーは、新型電気自動車SUVの技術を利用した月面車

ほんの数日前、日産の最新コンセプトカーが発表されたとき、私たちは「日産は次は何を出してくるのだろう」と思っていた。

というのも、日産はSUV兼レーシングカーの次のステップとして、唯一もっともらしいムーンバギーを発表したからである。しかし、これは、もちろんと言うべきものでもある。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で開発した月面ローバーは、次期電動クロスオーバー「アリア」の考え方をそのまま取り入れているようだから。

「月面ローバーは、月面のパウダー状の岩場や起伏のある地形を踏破でき、かつエネルギー効率に優れていなければなりません。さらに、宇宙で乗り物を動かすためのエネルギー源は限られています」

そこで、アリアの四輪駆動システム「e-4ORCE」にバッテリーを接続している。このシステムは、トルクベクタリングによって各車輪を個別に駆動することで、トラクションを高め、より正確な制御を可能にしている。アリアの400bhpに近い出力があるかどうかはわからないけれど、月面では低速になる傾向があり、ローバーはできるだけ多くのバッテリーを保持したいと考えているので、もしそれだけの出力があったら驚きだ。

しかし、JAXAはこのバギーを喜んでいるようだ。日産がこのバギーを数台宇宙に持っていくよりも、このバギーの技術がロードカーに採用される可能性の方が高いと思われる。少なくとも宇宙飛行士やその付属品を運ぶ能力という点では、現在のローバーがどれほど基本的なものであるかを考えると、それは便利なことかもしれない。

e-4ORCEの開発責任者である中島敏行は、「究極の走行性能を目指して研究開発を行っています。JAXAとの共同研究で得られたノウハウは、お客様に利益をもたらす車の革新につながると信じています」と語っている。

=海外の反応=
「空気の入ったタイヤを真空にすると?」
↑「なぜ?衒学者に言わせれば、タイヤの空気圧を例えば30psiにすると、実際には30psig(psiゲージ)になる。大気圧は約14.7psiなので、実際には絶対値で44.7psiまで空気を入れていることになる。地球上で15.3psi(ゲージ)に膨らませたタイヤは、月に行くと30psiであるかのように振る舞うことになる。紫外線や温度が気になるところだが」
↑「一般的にゴムは、厳しい紫外線や極端な温度変化には向かないようだね」
「ごめん、日産。ピニンファリーナのトラクター・コンセプトには、どんなにコンセプトがあっても勝てないよ」
「この素晴らしい記事の著者と同様に、私も、特に月面が濡れていたり、雨が降っていたりするときに、スピードを出しすぎないようにしてほしいと切に願っている。使用されているタイヤのトレッドから判断して、アクアプレーニング現象が発生した場合の方向安定性はそれほど高くないだろう。JAXAが少なくともこの件でいくらかのお金を得たことを願っているが、私にはそれ以外の角度が見えないや…」

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