シュトゥットガルトの未来のEVタクシー、メルセデス・ベンツ EQEは15分で250kmの充電が可能

ここでは、メルセデスのEQEを紹介しよう。ご存知のように、これはメルセデスの電気自動車だ(何回言わせる?)。一回り大きいEQSが、Sクラスのような高級感を備えた魚のように滑らかなルックスのサルーンであるように、EQEはEクラスサイズの電気自動車というわけだ。

ボディワークは、Eクラスとほとんど変わらない。バッテリーと人のためのスペースを確保するため、ホイールベースを長くしている。フロントオーバーハングは、エンジンがない分、短くなっている。

今回のローンチカーであるEQE 350は、リアに1基のモーターを搭載し、288bhpを発揮。また、ツインモーターを搭載した4輪駆動Ver.も間もなく登場する予定だ。

メルセデスによれば、最高出力670bhpのモデルが計画されているという。明らかに、AMGグループはすでに十分に開発を進めている。

EQEに搭載された90kWhのバッテリーは、547kmからスタートし、仕様を正しく選べばWLTPで約663kmまでの航続距離を実現する。急速充電は170kWまで可能で、たった15分で250kmの航続距離を追加することができる。

車内には、EQSと同じ巨大なハイパースクリーンがダッシュボード全体に配置されている。これだけのスペースがあれば、頻繁に使用する機能のほとんどが、メニューを操作することなく利用できる。また、8コアのコンピューターと24GBのメモリーにより、システムの反応も素早くなっている。

エクステリアは…さて。これは壮大な未来への跳躍である。特にガソリン車とディーゼル車のEクラスは、世界中の立派なプロフェッショナルな中産階級や、ドイツのタクシー運転手が愛用するビーズのシートカバーなど、非常に保守的な性格を持っている。

キャビンは弓形のシルエットを伸ばし、車の全長の大部分を占めている。全体的にウェッジが少なく、ほとんどの折り目が消えてしまっている。これに慣れるのには少し時間がかかりそうだ。

これが空力的に良いことは言うまでもない。特に巡航速度での航続距離に貢献している。EQSのCd値は0.20だが、EQEは背が低いため、それほど滑らない。また、オプションのエアスプリングを装着すると、高速走行時にボディが路面に密着し、さらに抵抗を減らすことができる。

また、ボディの縫い目を減らすことも効果的だ。ボンネットには通常のカットラインがなく、ワークショップでのみ「ボンネット」が開く。フロントウイングにある小さなドアの1つは、実際には充電ポートではなく、スクリーンウォッシュ・フィラーのカバーだ。

ボディを構成するすべてのスチールはリサイクルされ、スチールの炭素排出量を60%削減している。2022年には、メルセデスの自動車工場とバッテリー工場がすべてカーボンニュートラルの認証を受ける予定だ。また、電池もカーボンニュートラルなサプライヤー工場から購入される。

興味深いことに、メルセデスは永久磁石と希土類金属を使用するインダクションモーターを採用している。その理由は、磁石を使わない電気駆動のタイプよりも電力密度が高いからだ。

いつものメルセデスのトリクルダウン方式で、EQSやSクラスの革新技術の多くがEQEにも採用されている。オプションリストには、4輪操舵、対角線77インチのヘッドアップディスプレイ、片側130万画素のLEDマトリックスヘッドランプ、フットボールピッチ150個分の表面積を持つ活性炭を使用したキャビンHEPA汚染・微生物フィルターなどがある。フットボールピッチとは、実際にはかなり大きいものを一般の人が評価する際の尺度のこと。

早い話が、EQEには技術が詰まっているということだね。しかし、なぜコメント欄っていうのはスタイリングの話題で盛り上がるのだろうか?

=海外の反応=
「私はこのスタイリングが嫌いじゃない。長いフロントが必要でなければ、それはそれでいいんだ。しかし、これの2ドアクーペバージョンの4ドアバージョンをどうやって作るのか、想像するのは難しいんだけど😁で、その名前は何になるんだろう?EQCLE 4-doorとか?」
「どうしても、もっと大きなトランクが欲しくなる。本当のセダンになるために。また、ここのライトが少し斬新で、それだけでAクラスとフロントエンドを共有するEQSとの差別化ができていないのも、自分にとっては実に面白いこと」
「僕はテスラのデザインが好きじゃなかったけど、これに比べると、モデル SはまるでEタイプのようだと言わざるを得ない。これは巨大な卵のようだ」
「このデザインが好きじゃない。EQSは問題なく見えるけれど、このフロントエンドはそうではない」
「打ち上げられたクジラのように見える。マイバッハを除いて、彼らが発表したゴミのよう」

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