アウディの「スフィア」シリーズ第2弾のグランドスフィアは道路を走るプライベートジェット

8月に発表されたオープントップのエクステンディングホイールベースの「skysphere」や、来春発表予定でシティサイズの「urbansphere」と同様に、アウディの最新コンセプト「grandsphere」は、名前の初めは大文字じゃないことをあまり気にしていないようだ。

他の2つのコンセプトと同様に、グランドスフィアも内側からデザインされており、主にインテリアに重点が置かれている。アウディは、この車を「道路を走るプライベートジェット」と呼び、インテリアの説明には、「ホリスティックデジタルエコシステム」、「ウェルビーイングのオアシス」、「デジタルデトックス」など、間違いなく日常生活で良く使う言葉(←使わねーよ!)をふんだんに使っている。でも、ウザいと思っている人も多いだろうから、私たちは、このページでこれらの言葉を繰り返さないことを約束するよ。

しかし、あなたが車内に入る前に、grandsphereは自主的に充電状況を処理し、あなたが近づくとあなたの足取りを認識する。あなたが所有しているか、アクセスを許可されている場合にのみ、巨大なスーサイドドアが開かれるのだ。

中に入ると、通常の高級サルーンのレイアウトを覆すような空間が広がっている。そう、グランドスフィアでは、高級なシートがフロントに配置され、2つの豪華なアームチェアは、リサイクル素材で作られ、インフォテイメントやナビゲーションに必要なものがすべて投影された、包み込むような木製のダッシュボードを眺めることができる。椅子の間にはドリンク用の冷蔵庫も設置されている。後部座席の乗客は小さなベンチに座るだけで、植物を眺めることしかできない。嫌味な人なら、後部座席の人に向かってこう言うだろう。「あらぁ、庶民ね」

前列に焦点を当てているのは、ステアリングホイール、コラム、ペダルがすべて、ステアリングホイールに取り付けられたボタンに触れるだけで格納できるから。ボタンを押すと、運転に必要なすべてのものがダッシュに飲み込まれ、アクティビティに必要なスペースが確保された巨大なオープンスペースが生まれる。その後、グランドスフィアはレベル4のオートノミー機能を使って自ら運転する「ラウンジモード」に入り、同乗者は座って映画を見たり、標準のスクリーンがないことを楽しんだりすることができる。また、ドアに取り付けられた空調ノブは、ジェスチャーコントロールで回すことができ、まるでフォースでも持っているかのように見える。アウディのデザイナーは、インテリアの多くがSF映画にインスパイアされたものであることを認めている。とてもクールだね。

このデザイン言語は、アウディの将来のエグゼクティブサルーンに採用される予定で、グランドスフィアはポルシェとアウディの新しいPPEプラットフォームをベースにしている。このプラットフォームは、電気自動車のマカンやA6 e-tronの実車にも採用される予定だ。

つまり、スケッチからわずか9ヶ月で完全に機能するコンセプトカーになったものの、きちんとしたスペックシートを見ることができるのだ。アウディの説明によると、フロントとリアのアクスルに電気モーターを搭載し、適切なクワトロ全輪駆動を実現し、2つのモーターを組み合わせることで、合計700bhpと960Nmのトルクを発生させる。

その結果、0-100km/hは4秒強、120kWhの大容量バッテリーを搭載し、750kmを超える驚異的な航続距離を実現している。また、現行のe-tron GTと同様に、270kWまでの高速充電が可能だ。

グランドスフィアとレベル4のオートノミーは、高級サルーンの分野を再定義することができるだろうか?

=海外の反応=
「美しいエクステリアのプロポーション。一方で、「未来のラウンジ」と称される薄毛のコンセプトカーのインテリアは、自分にとっては非常に魂のこもっていない、同じようなものに感じられる。フロントのディテールについてのTGのコメントは非常に的確で、僕は「床で食事をする」顔よりも「怒りの感情」を表現してほしいと思う」
↑「インテリアについてはその通り。薄いシート(回転しないなんて信じられない)、ミニマルなインテリア、消えたステアリングホイール、スーサイドドア、どこかに置かれた不可解な植物など、まったく同じハイエンドコンセプトが数え切れないほどある。これらをデザインしているのは同じ人なのだろうか、ってくらいに」
「フロントエンドのデザインは、奇妙なことに初代スバルBRZを思い出させるんだけど。全体的なデザインはクールだが、いくつかの写真ではテールに納得がいかない」
↑「僕が書こうとしていたことは、初代プジョーRCZを考えていたことを除けば、些細なことだった。見た目はメルセデスのゼリー状のEQSよりも改善されているが、メルセデスはダミーを1台作るだけでなく、きちんと実車を出荷しているからね」
「フロントエンドは素晴らしく、それが普通の車にも反映されることを期待している。
しかし、後ろの部分は何のためにあるのだろうか?」

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