ルノーの超小型EV、ゾエが航続距離の記録を更新

ルノー ゾエが1回の充電で475マイル(764km)走行した。みんな、まずはガソリンで満たされた血管の鼓動を静めよう。正確には475.4マイル(765.1km)で、ディーゼル車に乗っていると、針がフルのマークからずれ始めるところくらい。だけど、EVは違うね?電気自動車のスーパーミニに搭載されている52kWhのバッテリーの航続距離が245マイル(394km)とされているだけに、475マイルという数字は非常に印象的だ。

この記録は、2018年にパリの環状道路で記録されたゾエの351.3マイル(565.3km)というこれまでの最高記録を上回るもの。今回の試みはスラクストン(英国最速のレーストラックで、デーモン ヒルがウィリアムズFW15Cでデモ走行中に平均時速147マイル(236km/h)で57.6秒の非公式ラップレコードを樹立した場所)で行われた。EV専用の新しいEnsoタイヤを使用した以外は、完全に標準的な無改造のクルマだった。もう1台の車両は、純正タイヤを装着して424.8マイル(683.6km)を走行。タイヤは推奨圧で走行し、ドラフティング(前走車を抜くこと)は禁止されている。

今回の記録はゾエに限ったものだが、航続距離の伸びとしては最大(94%増)であり、電気自動車の市販車としては最も効率的な数値である可能性がある。Ensoタイヤを履いた方では、1kWhあたり9.14マイル(14.7km)を記録した。気温の高い日のテストでは、実際にそれを上回る10.6m(17.1km)pkWhを達成した。

この記録は2日間にわたって行われ、ミッション・モータースポーツ社の元軍人ドライバーチームが車をリレーして運転した。2時間の走行中の平均時速は約20マイル(32km/h)で、下り坂では最高時速23マイル(37km/h)、スラクストンの緩やかな坂道では17マイル(27km/h)にまで落ち込んだが、命がけで走ったわけではない。1周の所要時間は約7分。デーモン ヒルが急いで戻ってくる必要はないだろう。

これは、電気自動車の記録の新しい方向性の始まりなのだろうか?これからは、テスラのハイパー加速ではなく、電気自動車のハイパー走行距離の話になるのだろうか。電気自動車が1回の充電で1,600km走行できるようになるのはいつのことだろう?ゾエをさらにゆっくり走らせる忍耐力のある人はいるのだろうか?

=海外の反応=
「僕の住んでいるところでは、そんなスピードで走るもんなら、後ろにトラクターの列ができてしまう。でも、タイヤの違いは面白いね。実際に交通量の多い道路で、タイヤがどこまで走れるか試してみたいな」
「27km/h。都会の渋滞中みたい。完璧なコミューターだね。まずはガソリン車の割合を、医者に診てもらった方がいいんじゃない?」
↑「だよね。ICE車で埋め尽くされた一般的な3車線道路をEVに置き換えると、全体的なエネルギー消費量(騒音や排気ガスは言うまでもなく)の差は桁違いになる」

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