BMWは、2022年の 「スモール・シリーズ・モデル」の発表に向けて、水素を燃料とするX5の「i Hydrogen NEXT」の「ほぼ標準的な」プロトタイプのテストを開始した。早ければ2025年にもFCEVの販売を開始するために、X5は欧州で「現実的な条件」でテストされる。
「i Hydrogen NEXT」は、トヨタと共同開発した燃料電池を搭載し、CFRP製の2つのタンクに6キロの水素を充填することができる。燃料電池と「パフォーマンス・バッファー・バッテリー」の組み合わせで369bhpを発生し、BMWは「ブランドが誇るドライビング・ダイナミクス」を提供するとしている。航続距離については不明。
BMW AGの取締役会メンバーで開発担当のフランク ウェーバーは、「水素燃料電池技術は、持続可能なドライブトレインのための魅力的な選択肢となりえますが、特に大型車クラスではそうです。そのため、水素燃料電池ドライブトレインを搭載したほぼ標準的な車両の走行テストは、当社の研究開発努力の重要なマイルストーンとなっています」と述べている。
=海外の反応=
「今、水素自動車を売る価値があるのだろうか?僕は水素に反対しているわけではないけど、純粋にお客さんがどこにいるのか興味がある。だって、ミライよりもフェラーリをたくさん見てきました(ミライを見たことがないので)」
↑「でもさ、10年前までは、僕が目にした電気自動車っていえば、ミルクフロートと地下鉄の列車だけだったよ。うまくいくとは断言しきれないけど、特に商用車ではバッテリー技術よりも有利な点があるのは間違いないので、まだ否定しないでおこう」