ヴェイロン グラン スポーツ
ブガッティは、世界で最も有名なファストカーの供給者であることに飽き足らず、その卓越したノウハウをロードスター市場に投入した。2008年のペブルビーチでは、300台のヴェイロンクーペの生産が終了した後、新しいモデル「グラン スポーツ」を発表した。
このモデルは当時、世界最速のロードスターであり、より高いウィンドスクリーン、スタイリッシュなデイタイムランニングライト、そして軽量で透明なポリカーボネート製のルーフを備えていた。
ルーフが切り落とされていたため、ブガッティはサイドスカートとトランスミッショントンネルの周りのモノコック構造を強化し、Bピラーをカーボンファイバー製のサポートで補強し、ギアボックスの下にセンターカーボンプレートを配置した。ドアはカーボンファイバー製で、レザーには防湿加工が施されている。…など、いろいろあるが、このあたりは、皆さんの想像力にお任せする。
ルーフを閉じれば253mph(407km/h)、開ければ224mph(360km/h)に達するGS。また、万が一、頭皮に雨が降ってきても、「革新的なフォールディングルーフ」を傘のように開くことができる。その状態であれば、時速80マイル(129km/h)に達することができる。
もちろん、グラン スポーツも特別仕様車の扱いは避けられないだろう。