「ワイ・スピ SKYMISSION」でスタントカーを務めたライカン ハイパースポーツがオークション出品

これはライカン ハイパースポーツのスーパーカーであり、そうではない、ともいえる。

すべてのバッジを持ち、非常に希少な中東のスーパーカーの形に成形されているという意味では、そうである。なぜなら、アルミニウムとグラスファイバーでできていて、240bhpのフラット6を搭載しているから。そして、このクルマは、高級なブティックが並ぶ通りで流して見せびらかすためではなく、ビルを突き破るために設計された。

そう、これはスタントカーなのだ。具体的には、7作目にあたる『ワイルド・スピード SKY MISSION』というあまり知られていない(!)映画のために作られた10台のうちの最後の1台のスタントカーだ。『ワイルド・スピード SKY MISSION』がどんな内容なのか知らないって?では、2015年の最大の映画について、便利なガイドを披露しておこう。

この映画では、UAEの高層ビルを飛び越えたりと、ライカンがかなり酷使されるため、スタントチームはかなりの数のハイパースポーツを必要としていた。本作のカーコーディネーターであるデニス マッカーシーに2015年に話を聞いたところ、スタント用のライカンにはポルシェ ボクスターのフラット6エンジンが使われていたとトップギアに語ってくれた。

エンジン自体の出力は300bhp程度で、ライカンの実車の750bhpとは比べ物にならないが、「大理石の床に使うにはその出力でも多すぎた」とマッカーシーは語った。

「私たちは本当に彼らを飛び越えてしまったのです」と彼は言う。「一般的に、スクリーン上で見ていることは、ほとんど実際に起こっていることです。

そのため、この車は少し…ダメージを受けている。ウィングミラーは引きちぎられているし。プレキシガラスの窓やフロントガラス、塗装にも傷がついている。リア・ホイール・ハブは…なくなってしまった。リアのアッパーエアインテークは…これも、なくなっている。グリルも損傷している。

内側も少し傷んでいるが、まあ、これは現実の映画のクルマだからね。実際には道路を走ることができないクルマだ。このクルマは現在、RubiXでオークションにかけられており、「NFT」と呼ばれるものの物理的なパートナーとして出品されている。「NFT」とは、「Non-fungible token(代替不可能なトークン)」という意味だそう。知っている人は知っているよね?でしょ?

とにかく、75万ドル(8,200万円)から220万ドル(2.4億円)の間で販売されると予想されている(現在の入札額は50万ドル/5,400万円強)。

=海外の反応=
「本物そっくりの911をベースに」
「ライカンブランドに感じた唯一の魅力は、「史上最も高価なクルマ」ということで、それはある人にとっては刺激的なことだろう。しかし、クルマとして、製品としては、決して特別なものではなかった。いつも未完成な感じがしていたのだ。しかも、重要なパーツはすべてポルシェ製。中途半端なスーパーカーのグラスファイバー製レプリカに、誰がお金を払うんだろうか」
「ディーゼルバージョンを頼むよ」
「そもそもこのクルマって実在したの?ポルシェのエンジンは改良されていたのかもしれないが。それに、あのクルマが2つのビルの間を飛び越えるなんてありえない。CGIのフェイクが強い」

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